学生トップランナーの1人で芸能活動との“二刀流”に挑戦している大阪芸術大学4年の北川星瑠(きたがわ・ひかる)選手が、12月に放送されたラジオ関西の公開収録特番で、陸上競技の醍醐味などを語りました。
現在は大芸大女子駅伝部のエース兼キャプテンとして活躍しながら、個人でも今夏行われた第31回FISUユニバーシティゲームズ成都2023(旧ユニバーシアード競技大会)の女子ハーフマラソンで優勝、日本インカレ1万メートルでも3位に入るなど、華々しい実績を残す北川選手。同大学の舞台芸術学科に在籍する22歳は、タレント・女優としても活動し、今年7月からは松竹芸能の一員となりました。
北川選手はこのたび神戸・三宮のミント神戸6階「ウェルネスライフ」フロアリニューアルオープンを記念して行われたラジオ関西の公開収録イベント(11月25日実施)に、松竹芸能の先輩・森脇健児とともに出演。会場に集まった観衆の前で陸上の魅力を発信したほか、ラジオでの食レポという難題にも意欲的に取り組んでいました。
トークコーナーでは、走る醍醐味について、「走るのは本当にきついというのは大前提も、ゴールした先にある達成感が、他とは違う。努力した分、タイムに出たり結果に現れたりするのは、陸上競技ならではのよさ。自分が頑張った分の成果が見えることが、自分たちのモチベーションになっている」とコメント。
「陸上をしていなかったら感じられなかった感情をたくさん経験させてもらった。出会っている仲間、支えてくださってる方々など、陸上を通してたくさんの人と関われている」と、陸上との出会いに感謝の思いを語る北川選手は、12月30日、学生生活最後の全国駅伝となる「富士山女子駅伝」(2023全日本大学女子選抜駅伝競走)に臨みます。
大芸大は10月の全日本大学女子駅伝対校選手権大会で、途中のアクシデントもあって14位に終わっただけに、集大成となる今大会でリベンジを果たしたいところ。北川選手は12月17日に記された女子駅伝部のブログの中で「仙台のリベンジができるように今できることを精一杯やっていきたい」と意気込みを語っています。
大みそかには民放特番内の駅伝大会にも松竹芸能の一員として登場。さらに、25日には年明けの2024年1月28日に行われる大阪国際女子マラソンに「ネクストヒロイン」ランナーとして出場することも発表された、北川選手。アスリートとして、タレントとして、新たな1年での躍進も期待されるなか、まずは年の瀬や新春に見せる力走に大いに注目です。