サッカー・J1のヴィッセル神戸は27日、J2のモンテディオ山形へ育成型期限付き移籍していたMF泉柊椰選手(23)が、2024シーズンは大宮アルディージャへ育成型期限付き移籍することが決まったと発表しました。期間は、2024シーズン終了まで。なお、泉選手は契約により2024シーズン、ヴィッセルと対戦するすべての公式戦に出場することができないとされています。
大阪府八尾市出身の泉選手は、ヴィッセル神戸U-18、びわこ成蹊スポーツ大学を経て、今年からヴィッセルのトップチームでプレー。変幻自在のドリブルを武器とするアタッカーは、J1第5節のサガン鳥栖戦でプロ初得点を記録するなど、ルーキーシーズンはJ1で8試合出場1得点、Jリーグルヴァンカップ6試合出場という実績を残しました。ただし、リーグ戦での出場機会が限られていたこともあり、8月途中からJ2の山形へ育成型期限付き移籍していました。J2では7試合に出場しています。
泉選手の新天地は、2024シーズン、J3が舞台となる大宮。チームの1年でのJ2復帰に向けて、日本代表MF三笘薫選手を彷彿とさせるドリブラーの活躍に期待が高まります。
泉選手はヴィッセルのクラブを通じてコメントを発表。「2024シーズンはヴィッセル神戸ではなく、大宮アルディージャでプレーすることになりました。ヴィッセル神戸の優勝をうれしく思う反面、ピッチではなく画面でその瞬間を見ることしかできない自分に歯がゆさと自分の力の未熟さを実感しました。いつかあのピッチに立つために、ヴィッセル神戸の優勝の一員となるために、より成長を求めて頑張ってきます。これからも応援よろしくお願いします」と述べています。