サッカー・J1のヴィッセル神戸は27日、DF大崎玲央選手(32)が、UAEプロリーグに所属するエミレーツ・クラブへ完全移籍することが決まったと発表しました。(※「崎」=たつさき)
主にボランチやセンターバックとして、確かな展開力や対人の強さをいかしたプレーを持ち味としていた大崎選手。2018年6月からヴィッセルの一員になると、2019年度の天皇杯(決勝は2020年元日)でクラブの初タイトル獲得に大きく貢献したほか、ピッチ内ではリーダーシップを発揮してチームをまとめる姿も印象的でした。
これまでの通算成績として、J1で129試合出場2得点、J2で75試合出場1得点、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)で8試合出場1得点など、豊富な実績を持つ大崎選手。今シーズンのヴィッセルではJ1で21試合に出場していましたが、先発は9試合にとどまっていました。
そして、このたび、UAEへの移籍を決断。新天地のエミレーツ・クラブでは再び元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手とチームメイトになります。
大崎選手はクラブを通じて次のようにコメントを発表しています。
「ヴィッセルファミリーの皆さん、今シーズン限りでヴィッセル神戸を退団することになりました。
はじめに、どんな時もサポートをしていただいたファン、サポーターの皆さま、スポンサー企業の皆さま、本当にありがとうございました。そして、5年半一緒にプレーした選手、チームスタッフ、ありがとうございました。
6シーズン、クリムゾンレッドのユニフォームに袖を通すことができて本当に幸せでした。勝った時のスタジアムの雰囲気を感じられなくなること、神戸讃歌を歌えなくなること、負けた時にブーイングされたり、叩かれなくなること、全部が寂しいです。
しかし、自分で決断したことなので、少しでも頑張っている姿を皆さまに届けられるように覚悟を持って頑張ってきます。天皇杯優勝、J1リーグ優勝した時の光景は一生忘れません。ピッチ内外、神戸で過ごした5年半、自分にとってかけがえのない時間でした。
神戸を離れてもずっとヴィッセル神戸を応援しています。皆様にまた会えること、楽しみにしています。
本当にありがとうございました。LEO25.」