リサイクルの見える化や質の高いリサイクルを目指して、神戸市内全区に設置されている「資源回収ステーション」が、いま、資源出しをきっかけとした地域の交流拠点にもなっています。
長田区では、2021年11月より「ふたば学舎」2階に同ステーションをオープン。閉校した小学校の校舎を再整備して生まれたふたば学舎では、地域のイベントなども開催されています。
運営時間内に持ち込みができる「資源回収ステーション」は、分別時は常駐スタッフがサポート。運営は月曜・水曜を除く週5日で、時間は午前10時から正午までと、午後1時から5時まで。持ち込みは無料で、指定ごみ袋も不要です。
施設内では、トレイやペットボトルキャップ、歯ブラシなどリサイクルに適したプラスチック資源を中心に品目別に回収。どのようにリサイクルされるか、何に生まれ変わるかなど、“リサイクルのながれ”をわかりやすく紹介しています。さらに、衣服やおもちゃ、食器などをはじめとした不用品の持ち込み・持ち帰りができるリユースコーナーも設けられています。
施設内には、市民が気軽に立ち寄れるようにと、「くつろぎスペース」も設置。ふたば学舎では、神戸に本社を置くネスレ日本株式会社の提供により、コーヒーが無料で楽しめます。※コーヒーの無料提供はふたば学舎のみでの実施となっています。
「くつろぎスペース」は、ふたば学舎以外の市内全区の「資源回収ステーション」にも設置されており、資源の回収だけでなく地域住民の憩いの場としても活用されています。
地域環境のためのリサイクルについて考えながら、地域の居場所にもなり、市民一人ひとりの意識向上や助け合いの場を目指して設置された「資源回収ステーション」。神戸市環境局業務課の西田さんは「プラスチックは、ごみではなく資源ととらえてほしいと思っています。近くのステーションに気軽に立ち寄ってみてください」と話しました。
神戸市環境局業務課の櫻井さんは、「資源ごみを出すだけでなく、いろいろなリユース品を持ち帰ったり、コーヒーも飲める楽しい場所になっていますので、遊びに来るような感覚で来ていただければ」と呼びかけました。
資源回収ステーションは、ふたば学舎のほか市内全区に設置。設置場所については、公式ホームページから確認ができます。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2023年12月24日放送回より
【まわり続けるリサイクルを実践する拠点「資源回収ステーション」】
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