能登地震「予知できない、群発地震の延長」日本地震学会・西影裕一さん現地ルポ「道路遮断、深刻」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

能登地震「予知できない、群発地震の延長」日本地震学会・西影裕一さん現地ルポ「道路遮断、深刻」

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 高速道路も被害を受けており、至る所で補修をしていた。行く時は通行できたのに、帰る時は通行禁止になっていた場所もあった。特に段差が多いのは、橋を渡る時だった。ふだん小さな橋は意識することはないと思うが、油断してはいけない。段差が大きいのは橋と道路の接合部分である。接合部分は両端の2か所あるため、一方に気をつけていても、もう一方に潜む危険を忘れてはいけない。

富山県氷見市内で倒壊した家屋 ※日本地震学会・西影裕一さん撮影

 氷見市では、「道の駅氷見」周辺の被害が大きい。家が押しつぶされたり壁が落ちたりしていた。また、至る所で液状化現象による噴砂が見られた。液状化現象のため噴砂のみならず、電柱や塀も傾いていた。昨年は珠洲市の須須神社の大鳥居が壊れ驚いたが、今回も鳥居や石灯籠が多数壊れていた。この地域は海に近い。つまり、液状化現象が起きたのは海を埋め立てた土地だからである。【後半に続く】

※この記事は前半、後半に分けて掲載します。

石川県能登半島地震 津波の観測状況 <2024年1月1日 17時10分現在 ※画像データ提供・気象庁>
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