兵庫県内の公立の小中学校では、9日から3学期が始まりました。神戸市立有馬小学校では、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手から贈られたグローブが披露され、子どもたちは、早速キャッチボールを楽しみました。
大谷選手のグローブは先月26日に神戸市教育委員会に届き、多くの小学校で3学期の始業式に合わせ、子どもたちに披露されることになっていました。全校児童19人の神戸市北区の有馬小学校では、始業式で、中家崇夫校長が「1年の計は元旦にあり」ということわざを紹介し、「まず目標を立てて、達成に向けて努力してほしい」と子どもたちに呼びかけました。
その後、大谷選手から贈られたグローブと、「このグローブが、次の世代に夢を与え勇気づけるためのシンボルになることを望んでいます。野球というスポーツに触れ、興味を持つきっかけになることを願っています」という大谷選手からのメッセージが披露され、5年生4人が代表して受け取りました。まず全員がグローブに触れ、子どもたちからは「すごい」「ツルツルしている」との声が上がったほか、大谷選手のサインを探す子もいました。
そして子どもたちは校庭に出て、「野球をやったことがある人」と「初めての人」というグループに分かれ、「初めて」グループはグローブのつけ方から教わりましたが、「野球をやったことがある人」はすぐにキャッチボールを始めました。3年生から軟式野球を始め、憧れの選手は大谷選手という5年生の男子児童は、「少し硬かったけど、使えてよかった。大谷選手がくれたと思うと使いやすかった」と話しました。
有馬小学校では、今後、大谷選手のグローブを休み時間に使えるようにするということです。