原作は、ヤングジャンプに連載された野田サトルの人気コミックです。北海道の厳しい大自然の中、魅力的なキャラクターたちが繰り広げるサバイバル・バトルを描き、累計発行部数2600万部を突破しています。
キャストは、主人公の杉元を山崎賢人(“崎”はたつさき)が演じます。アイヌの少女アシリパは山田杏奈、第七師団の尾形が眞栄田郷敦、中尉の鶴見が玉木宏、網走から脱獄した白石が矢本悠馬、土方歳三が舘ひろしです。監督は『HiGH&LOW』シリーズで知られる久保茂昭です。監督を支える制作スタッフは、『キングダム』シリーズを手がけるチームが集まりました。
松橋真三プロデューサーは、山崎が『キングダム』シリーズに続いて人気漫画の実写映画で主人公を演じることに葛藤しながら「相当の覚悟を持って臨んだ」と明かしています。『キングダム』で山崎と一緒に仕事をしてきた松橋プロデューサーは、彼の人柄や役に対する真摯な姿勢を知っているということで、「これほど大きな作品を主演として背負ってくれる方はなかなかいない」とあらためて山崎を称えました。
「ただ純粋に面白いことにチャレンジしたい、やり遂げたいという意志や好奇心の方が、ネガティブな想いより勝ったんだと思います」(松橋プロデューサー)。
山崎本人は原作を読んで「杉元を演じたい」との想いを強くしたと話しています。撮影へ向かう役作りとして体をさらに鍛えて筋肉を増やしたそうです。
「体重を10kgくらい増やして、生きるための底力が強いのを心に持って演じていました」(山崎)
撮影中にチームを引っ張っていたのは山崎です。
「自分から声をあげて周りを引っ張っていくタイプの人ではないですが、隅々まで気を配って全員がそこにいやすい環境を作るタイプの主演俳優だと思います」(松橋プロデューサー)
また、久保監督は山崎の演技について、見ている側がほっておけなくなる、応援したくなるのが魅力、と分析しています。
「杉元は強靭な肉体と精神を持っているけど、どこか人間臭いアンバランスな感情も持っているはず。それが山崎さんのお芝居を見ていて、スッと僕の中で落ちた」(久保監督)
久保監督によると、アシリパに扮する山田がコミカルなシーンをやったことがないのを、コメディーの経験値が高い山崎が引っ張っていたそうです。
ガンアクションに臨む上で自ら歩兵銃のレプリカを購入して体になじむまで訓練していたという山崎。『キングダム』よりもさらにリアルでワイルドなアクションがスクリーンで観られます。
北海道・長野など大自然が残る土地で大規模なロケが行われました。主題歌はACIDMANの「輝けるもの」です。
アイヌ民族の言葉に込められた自然と共存する生き方、北の大地を生き抜くサバイバル術などアイヌ文化を描いています。「オハウ(汁物)」や「チタタプ(肉や魚のたたき)」などアイヌ料理を作り、味わうグルメ映画の一面も。映画『ゴールデンカムイ』は1月19日(金)公開です。(SJ)
【予告映像など】
◇映画『ゴールデンカムイ』
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。
出演:
山崎賢人
山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 栁俊太郎 泉澤祐希 / 矢本悠馬
大谷亮平 勝矢 / 高畑充希
木場勝己 大方斐紗子 秋辺デボ マキタスポーツ
玉木宏・舘ひろし
原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:久保茂昭
脚本:黒岩 勉
音楽:やまだ豊
主題歌:ACIDMAN「輝けるもの」(ユニバーサル ミュージック)
配給:東宝
(C)野田サトル/集英社 (C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会