《阪神・淡路大震災29年》“復興した港の姿を…”神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台・公開 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《阪神・淡路大震災29年》“復興した港の姿を…”神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台・公開

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 神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)は、1995年の阪神・淡路大震災で被災した旧オリエンタルホテルから受け継いだ、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」を、震災29年を迎えた1月17日夕方に一般公開した。

阪神・淡路大震災29年を迎え、神戸港と神戸の街を照らすメリケンパークオリエンタル灯台<2024年1月17日午後 神戸市中央区>

 訪れた約230人は、海と山が迫る夕暮れの神戸の風景と、灯台のコントラストをスマートフォンやカメラに収めた。

 この灯台は1964(昭和39)年、当時は神戸・旧居留地にあったオリエンタルホテルに、ホテルの敷地内として日本で初めて設置された。

 しかし阪神・淡路大震災でホテルが全壊したため移設され、2005年、復興のシンボルとして初めて一般公開された。その後2011年からは、毎年1月17日に公開(このほか11月1日「灯台記念日」にも)していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1月17日の公開としては2021年のみ中止となった。

 海抜約55mに位置する灯台を間近で見ることができ、神戸港と神戸の街へ鎮魂の祈りを捧げている。

 兵庫県宝塚市から訪れた40代の女性は「神戸港から眺めていると、29年前の震災から見事に復興した姿がよくわかる。能登半島地震では津波の影響が大きく、海の恐ろしさを知った。それでも、能登でもこのような穏やかな、美しい海を取り戻せる日が必ず来る。そのことを願いたい」と話した。

メリケンパークオリエンタルホテル14階からポートアイランド方面を望む<2024年1月17日 15時51分撮影>
メリケンパークオリエンタルホテル14階から川崎重工業神戸工場・第4ドック方面を望む<2024年1月17日 15時51分撮影>
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