素足に気持ちいい無垢材フローリング 手入れはどうすればいい? →「水拭き避けて」と芦屋の専門企業 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

素足に気持ちいい無垢材フローリング 手入れはどうすればいい? →「水拭き避けて」と芦屋の専門企業

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 木材本来の雰囲気を味わうことができる無垢材。フローリングに無垢材を使用し、素足で直にそのぬくもりを感じることを楽しむ人も多い。無垢フローリングドットコムを手がける『株式会社ナカムラ·コーポレーション』(芦屋市)の代表取締役社長・中村有司さんにメンテナンス方法をはじめ、無垢フローリングについての思いを聞いた。

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やさしいぬくもり&肌ざわりの無垢材フローリング。日々のメンテナンスはどうすればいいの?

「無垢フローリングについては小さな傷や汚れも味になってきます。それほど気を使わず、おおらかな気持ちで自然の木と触れ合ってほしい」と中村さんは話す。

 とはいえ、普段の手入れはどのようにすればいいのだろうか。

「ざっと掃除機をかけるだけで問題ないです」(中村さん)

 だが、無垢材ならではのタブーもあるようだ。

「水拭きだけはしないようにしてください。無垢材は水分を含むと膨張してしまいます。汚れた場合はその箇所だけ表面の塗装の種類に応じた専用のクリーナー液を準備し、汚れをやさしく除去してください。表面の塗装が植物オイル塗装の場合、2~3年に一度のスパンで同じオイルを塗ると長持ちします」(中村さん)

 同社は無垢フローリングに特化して輸入・販売を行うという珍しい会社。もともとは木材の商社だったが中村さんが事業転換を行った。ネット黎明期の1997年にホームページでの商品の紹介をはじめとしたPR戦略で売り上げを伸ばした。その後、実際に顧客に商品を見てもらえるようにとショールームを開設、現在は本社のある兵庫県芦屋市のほか大阪・東京・神奈川と全国にショールームを4か所設けている。

「ネットだけですとどうしてもお客様との関係が希薄になりがち。ショールームという空間で、実際に顔を合わせてお話ができるっていう機会を創出できたのはよかったかなと思っております」(中村さん)

株式会社ナカムラ·コーポレーションの代表取締役社長、中村有司さん
株式会社ナカムラ·コーポレーションの代表取締役社長、中村有司さん

 無垢フローリングは経年変化により魅力が増し、日焼けすることでいい味が出てくるのだそう。そこでショールームでは製品の板をショーウィンドウに並べ、日焼けによる変化がわかるような展示を行うなど“良さの魅せ方”についても工夫している。

ショールームでは日焼けによる変化がわかるように展示を行う
ショールームでは日焼けによる変化がわかるように展示を行う
ショールームの中の様子
ショールームの中の様子

 同社では実際にフローリングを使用する人自身がショールームを訪れて商品を指定し、業者が購入するという流れから始まる。中でも、使用した業者が気に入ってリピート購入するということが多く、全体の7~8割を占めるそうだ。ちなみにフローリングにおける流行は2~3年おきに変化するようで、特に色の濃淡の好みが移り変わりやすいのだそう。

 本社のある芦屋市に構えるショールームを担当しているのは、同社の西日本統括責任者・青達来さん。色味を自分の目で見られるのはもちろんのこと、「木の香りを感じる」「踏む」「上を歩く」など様々な体感をしながら選ぶことができる。ショールームがあることで顧客に感謝されることも多いのだという。

 芦屋ショールームには樹種だけでも30種類以上がラインナップ。塗料のほか厚みや幅・長さなどが違うため、すべてを分けると200~300種類ほどの商品を揃える。実際にものを見てもらい、どういった機能があるのかということをしっかりと時間をかけて説明を行うという青さん。「ショールームについて、Googleの口コミ欄でも高い評価のコメントが多く、自信をもっております」と話していた。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年1月9日放送回より

株式会社ナカムラ·コーポレーションの西日本統括責任者、青達来さん
株式会社ナカムラ·コーポレーションの西日本統括責任者、青達来さん
株式会社ナカムラ·コーポレーションの代表取締役社長、中村有司さん(写真中央)と西日本統括責任者、青達来さん(写真右)、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
株式会社ナカムラ·コーポレーションの代表取締役社長、中村有司さん(写真中央)と西日本統括責任者、青達来さん(写真右)、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
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