ポップピアニストとして活動中のハラミちゃんが、ラジオ番組に出演。自身がピアニストとして活動するようになった経緯や、昨年行われた全国47都道府県ツアーの思い出について語った。
ポップピアニストとしてYouTubeを中心に活動の場を広げ、今年でデビュー5周年目を迎えるハラミちゃん。絶対音感、即興演奏などの特技を活かした日本全国・世界各地でのストリートピアノ動画が話題を呼び、YouTubeのチャンネル登録者数は220万人以上にものぼり、動画総再生数は7億回以上を記録している。
2023年4月からは全国47都道府県をめぐるツアー『ハラミちゃん 47都道府県ピアノツアー~特急ハラミ号、出発進行だぬ!~』を開始し、同年12月に無事ファイナルを迎えた。
そんなハラミちゃんに、ポップピアニストとして活動するまでの経緯を尋ねてみた。
「活動を始めた当初、YouTubeにピアノの演奏動画を載せている人は既にたくさんいましたがジャズやクラシックがほとんどで、ポップス専門のピアニストが少ないと感じていました。小さなころからポップスを弾いて皆が盛り上がってくれた体験を経て、『これを仕事にできたらどんなに幸せだろう』と考えていたので、(ポップス専門のピアニストが少ないなら)『自分がポップピアニストとジャンルに名前をつけて活動しよう』と決めたんです」(ハラミちゃん)
小学生のころ、両親にグランドピアノを買ってもらったというハラミちゃん。「当時もうれしい! ありがたい! という気持ちはあったのですが、大人になったいま考えてみるととんでもない投資ですよね」と当時を回顧。「将来を約束されていたわけでもない、いつ『ピアノ辞める』と言うかもわからない小さな子どもにグランドピアノを買うって、とんでもない愛情だと再確認しました」と、両親への感謝の思いを改めて言葉にした。
そんな両親にグランドピアノを購入してくれた理由を尋ねると、「良いピアノを弾けば練習も楽しくなるでしょ」という答えが返ってきたそう。ハラミちゃん自身も、「確かに(弾くのが楽しくて)練習時間が伸びていましたし、本物で練習させたいという親の志向に助けられたなと感じています」と当時を振り返った。
全国47都道府県ツアーを開催した理由については、このように語った。
「今までのツアーは最大でも全国14か所だったのですが、私が活動できているのは47都道府県すべてに『お米さん』(ファンネーム)がいるからこそ。14か所だけじゃなく、全国のお米さんに感謝を伝えたいと思ったから(ツアーを開催した)」(ハラミちゃん)
ツアー最終日には、ロックバンド「ゴダイゴ」のタケカワユキヒデがサプライズゲストとして登場し、ともに『銀河鉄道999』を演奏した。タケカワユキヒデ氏について、ハラミちゃんは「人柄がやわらかくて、私のソロパートのときにもすごい笑顔で近づいてくださって。寄り添う姿勢というか、初めて共演したのにめちゃくちゃ安心して演奏することができました」と語った。
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2024年1月27日放送回より