大阪・関西万博 延期、中止論に博覧会協会・十倉会長「能登地震被災地復興に支障なし 予定通りに」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 延期、中止論に博覧会協会・十倉会長「能登地震被災地復興に支障なし 予定通りに」

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 会場整備が進んでいる大阪・関西万博について、能登半島地震被災地の復旧・復興工事の妨げになるとして、一部から延期や中止を求める声が出ている。

大阪・関西万博 会場の人工島・夢洲(ゆめしま 大阪市此花区)の中心“大屋根リング”は6割まで工事が進む<2024年2月2日撮影>

 十倉雅和・日本国際博覧会協会会長(経団連会長・住友化学会長)は6日、東京都内で開かれた緊急理事会後の会見で、「今の時点で復旧復興に支障をきたす事態は認識していない」と述べ、来年(2025年)4月13日開幕に向けて、予定通り準備を進めるとした。政府も能登半島地震を受け、大阪・関西万博の延期や中止は否定している。

日本国際博覧会協会・十倉会長「被災地の復旧や復興で必要な人手や資材が不足しないよう、万博会場整備を並行する」(※写真は2023年4月13日 夢洲での大阪・関西万博起工式)

 十倉会長はその根拠として、「被災地で進む重点的なインフラ復旧作業は、土木が中心となっている。万博会場の整備については、大半の土木事業が終わり、これから建設に入っていく段階」であることを挙げた。

 そのうえで、「能登半島地震で被害に遭った方々の復旧・復興に向けて、あらゆる資源を最優先でつぎ込むことは、皆さんも同じ意識だ。被災地の復旧や復興で必要な人手や資材が不足しないように、事前に双方の工事の情報を集める。ただ、万博も(国として)大事な事業であり、支障をきたさないよう、国と博覧会協会とで情報共有し、状況の把握、管理に努める」と述べた。

整備中の夢洲<2023年1月4日撮影>

 十倉会長は1月9日に開かれた経団連での定例会見で、「どうして(万博開催と震災復興が)二項対立のように考えるのかわからない」と述べ、予定通りに開催すべきだとの考えを示している。

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