吉本興業所属のお笑い芸人・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、「失礼な後輩をきちんと怒れるか」について話した。
昔は若手芸人の劇場にも風紀委員のような役割を担う先輩がいたそうで、からし蓮根の2人が名前を挙げたのはアインシュタイン・河井ゆずると木尾モデル。特に河井は、後輩と飲みに行った先でも「ちゃんとしいや」などと指導をしていた印象があるという。
「最近はみんな優しくなってしまっている」ものの、ヘンダーソン・中村フーやダブルヒガシ・東などは後輩を注意しているそうだ。伊織いわく、中村は少しおバカなためボキャブラリーが少なく、失礼な後輩がいると「お前なめてるやろ!」と急に怒りだすのだという。
怒れる派のリスナーは、まずは遠回しに「さっきの本気? めっちゃ失礼なこと言うやん(笑)」と冗談っぽく注意してみるという。その後も失礼な態度が続く場合は「そのうち相手に怒られちゃうからやめな。損するよ」と注意するが、それでも態度を改めなかったときには注意することをやめるのだそう。
きちんと怒れない派のリスナーは、勢いよく注意しはじめても開始30秒もすると要点がまとまらず自分自身が混乱してしまうそうで、「怒りはじめると目頭が熱くなって涙が出そうになるので、うまくできないんですよね」という悩みがつづられていた。
「人は長時間続けて怒ることができないため、クレーム対応では話を聞き続けることで自然に怒りがおさまっていくらしい」という情報を聞いたことがある青空は、このメールに理解を示した。
怒れない派からは、「せめて後輩が反省するように、夜な夜な『後輩がクレーマーに長時間絡まれますように』と呪っています……」というメッセージも寄せられた。
全体の意見を集計すると、失礼な後輩をきちんと怒れる派は40%、怒れない派は60%となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年2月7日放送回より