レコード盤のカタチが話題 “聴くキーホルダー”ってなに? 新たな音楽の楽しみ方を開発元に聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

レコード盤のカタチが話題 “聴くキーホルダー”ってなに? 新たな音楽の楽しみ方を開発元に聞いた

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 若者の間で楽しみ方が多様化している音楽。サブスクが当たり前かと思いきや、最近はCDやLPなどの「現物」を購入する若者も多いそうです。

 中でも「The Music」は、過去と現在の“ブーム”を兼ね備えた新たなアイテムです。キーホルダーをスマホの先端に近づけると、インストールしている楽曲がいつでもどこでも読み込める仕様だそう。今回は「The Music」の蛭田さんに開発理由など詳しく聞きました。

レコード盤の形をしたアイテム

――開発のきっかけは?

 元々音楽好きなこともあり、「The Musicのような商品がアーティストグッズであったら嬉しいよね」という話を仲間としていました。そこから、自分の好きな音楽をファッションアイテムにできればという思いで誕生に至りました。また、“思い出”をキーワードに、この商品を介することで好きな曲・大切な曲を共感し合えればいいなという考えもあります。

――レコード盤の形にした理由とは?

「The Music」のメインターゲットは若年層においており、彼ら・彼女らの中でレトロ文化がブームになっていることも理由のひとつにあります。レコード盤の形が気に入っているという購買者の声は多いです。使い方はスマホの音楽サブスクアプリの共有からコピーを選択し、楽曲のURLを取得。その後レコード盤にタッチさせて入れ込む.....という流れなんですが「デジタルなものからアナログ(レコード盤)なものに移す」という行為がおもしろくもあり、裏テーマともなっています。

使い方はスマホにかざすだけ

――売れ行きのほどはどれくらいですか?

 リリース当初から好調で、自分の好きな曲を自由に設定して楽しんでいただいているようです。最近の傾向としは親子間や恋人間でのプレゼント利用も増えてきていますね。SNSで話題になったことをきっかけに二次拡散の声でさらに話題が広がっています。「モノとして良い」「かわいい」「機能的におもしろい」という声が多いです。

――どんな曲が人気ですか?

 SNSでの雰囲気を見ると、レトロなレコード盤スタイルでありながらも今ドキの楽曲がやはり好まれているようです。

☆☆☆☆

 CDショップなどでも販売しており外国人客の反応も上々とのこと。新たな音楽の楽しみ方が世界で広がるかもしれません。

(取材・文=弘松メイ)

※ラジオ関西『Clip』2024年2月15日放送回より

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