発達障害の子どもたちを支援 ダウン症の娘を持つ経営者の信念 「不満を言うならやったほうが早い」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

発達障害の子どもたちを支援 ダウン症の娘を持つ経営者の信念 「不満を言うならやったほうが早い」

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 放課後等デイサービスをはじめ、発達障害のある子どもたちを支援する企業の代表がラジオ番組に出演。事業を始めるに至った経緯などを語りました。

株式会社THEMSYの代表取締役・折竹徹哉さん(写真右)、番組パーソナリティーの中田仁之(同左)、西岡詩穂(同中央)

 株式会社THEMSY(ゼムシー)の代表取締役を務める折竹徹哉さんは、発達障害の子どもたちを支援する放課後等デイサービスを運営しています。

「発達障害のある人々の可能性を引き出し、仕事につなげることを目指している」と話す、折竹さん。なかでも、勉強以外の個々の得意分野や好きなことを伸ばすことに重点を置き、学校教育の枠組みにとらわれず個性を大切にするアプローチをとっているそう。「座りたくなければ座らなくてもいい。『個性を大事にしていきたい』ということを1番に思っていますね」と、信念を語りました。

 障がい者支援を始めるきっかけとして、折竹さんは自身の娘がダウン症であることを告白。「行政サービスや福祉に対する不満を抱えて終わるのではなく、自ら行動を起こすことを選んだ」という積極的な姿勢が、事業の根底にあるのだといいます。

 高校卒業後、大学には進学せずそのまま社会へと飛び込んだ折竹さん。そのなかで経験したボランティア活動を通じ、“ホースセラピー”に関わるようになったそう。ホースセラピーとは、馬とのふれあいを通じて体感の強化や免疫力の向上をはかるリハビリテーションのひとつ。折竹さんいわく、「海外ではがん治療にも用いられるほどの認知度がある」のだとか。

 折竹さんは、当時のボランティア活動を通して「持続化の重要性」を痛感。「ボランティアを辞めてしまうと、ホースセラピーを楽しみにしていた子どもたちに失礼になる」という考えのもと、事業として取り組むことを決意しました。

 事業を立ち上げることの不安について問われた折竹さんは、「不安しかないが、考えても同じ」とコメント。「楽しいことややりたいことに対する情熱が行動の原動力であり、それはプロのアスリートやほかの分野の専門家にも共通する要素」だと持論を述べました。

株式会社THEMSYの代表取締役・折竹徹哉さん(写真中央)、番組パーソナリティーの中田仁之(同右)、西岡詩穂(同左)

※ラジオ関西『アスカツ!』2024年1月13日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式X(旧:Twitter)】

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