創業139年、「明色化粧品」ブランドで知られる老舗化粧品メーカー・桃谷順天館(本社・大阪市中央区)が、受験生の合格祈願のためにロングセラー商品の「美顔水」とオリジナル「合格祈願しおり」に、錦天満宮(京都市中京区)で祈りを込め、受験生にサンプリングする『美顔水 受験生応援プロジェクト』を実施している。さらにインスタグラムでのキャンペーンも展開。 2024年4月11日(木)まで。
このプロジェクトは、受験生が受験期のストレスや生活リズムの乱れなどから生じるニキビや肌の悩みをなくし、受験勉強に集中できるよう企画された。
「美顔水」は、桃谷順天館創業のきっかけとなった。1885(明治18)年に「にきびとり美顔水」として発売され、西洋医学に基づいた日本で最初の化粧水とされている。
それまでの女性用の化粧水は、東洋医学の観点からナチュラル志向のヘチマ水や、花の露などはあったが、化学的に開発されたものは初めてだった。それ以来、今日に至るまで老若男女問わず多くの支持を得ている。
時は流れてSNS時代。コスメ商品の情報拡散、口コミによる評価はダイレクトに伝わるようになった。『美顔水』はX(旧・ツイッター)で大きく広がった。130年以上、処方を変えることがない『美顔水』は、発売当時から含有されている成分もあり、他社が真似することもできない特徴ある香り。調香師が作り出す、レモンのような、ヒヤシンスのような、あるいはゼラニウム(テンジクアオイ)や樟脳のような香りが「おばあちゃんのおうちの香り」「墨汁の香り」などとつぶやかれた。