女子サッカーの国内プロリーグ「WEリーグ」が、約2か月間のウインターブレイクを経て、3月から再開します。それを前に、先の皇后杯で優勝し、リーグ戦との二冠を狙うINAC神戸レオネッサを盛り上げるイベントが、地元の神戸市東灘区・六甲アイランドで行われました。
2月24日、練習拠点のある六甲アイランドの神戸レディースフットボールセンターにほど近い神戸ファッションプラザで開催されたのは、「皇后杯優勝を祝う会・WEリーグ制覇へ向けた決起会」。第1部では皇后杯優勝報告や神戸市の久元喜造市長らからチームへの激励のことばが送られ、祝福ムードに。また、リーグ後半戦への決意表明では、2季ぶりのリーグタイトル奪還へ、チームは気を引き締めていました。一方、第2部の交流イベントでは、クイズ大会などで選手たちと地元の子どもたちらが触れあい、大いに盛り上がりました。
「(PK戦の末の勝利で)ギリギリだったが皇后杯で優勝できて、ホッとしたというか、本当にうれしくて、よかったなという気持ち」と、ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』などメディアの取材に応じたのは、チームの主軸の1人、DF守屋都弥選手。子どもから花束を受け取った際、そのなかに守屋選手がルーキーイヤーの頃から六甲アイランドにいる子がいたそうで、当時は幼稚園児だったのが今では小学生に成長した姿を目の当たりにして、「すごく温かい気持ちになった」と感無量の様子。
コロナ禍を経て市民やファン・サポーターとの交流イベントが少なくなっていたなか、貴重な機会になったと話す右サイドのスペシャリストは、「(地元の)六アイをはじめ、神戸に住んでいる人に、ぜひ(ホームゲームのある)ノエビアスタジアム神戸に一人でも多く観に来てほしい。私たちもリーグ優勝に向けて頑張るので、応援よろしくお願いします!」と、さらなる後押しを呼びかけていました。
来場したファン・サポーターからは「当日のイベントは大盛り上がり! クラブハウスのすぐ近くで行われてよかった!」「とても熱気があった。祝勝ムードのなか、たくさんの来賓がいて期待の高さが表れていた。試合と違った選手の素の表情をかなり近い距離で拝見できてうれしかった。リーグ制覇して、またこうした催しをしてほしい」などの声が聞かれました。
INAC神戸のWEリーグ再開初戦は3月3日(日)。皇后杯決勝でも顔を合わせた宿敵・三菱重工浦和レッズレディースと、アウェイの浦和駒場スタジアムで対戦します。一方、ノエスタでのホームゲームは、3月9日(土)、サンフレッチェ広島レジーナとの一戦が予定されています。
(※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年2月26日放送回より)