インドネシアパビリオンは、「ウェルカム・エリア」、「自然アリーナ」、「文化エリア」、そして2030年を目標年度とするSDGs(持続可能な社会)の次のゴール(ポストSDGs)の目標年度と想定され、なおかつ首都移転が完了する”2045年のインドネシア”へ向けた旅を描く「未来エリア」に分かれている。
屋根には太陽光パネルを設置し、木材は閉幕後、全て再利用する“持続可能な”工夫を施すという。
「ウェルカム・エリア」は熱帯林をテーマにしており、インドネシアの森林の重要性を世界に説明するインドネシアの熱帯林のミニチュアが特徴。
「自然エリア」では、インドネシアの地熱エネルギーやインドネシアの美しい海の魅力、自然景観などのインドネシアが持つ可能性を映像で表現する。
「文化エリア」では将来のインドネシア社会を展示。
「未来エリア」ではマッピング技術を通じて、新しい首都「ヌサンタラ」を示すインドネシア・ビジョン2045 と、このビジョンの物語を映し出すシアタールームを設ける。
インドネシアは、パビリオンの建設工程として「2024年10月までに建物の8割を完成させる」としている。
しかし博覧会協会は、独自でパビリオンを出展する「タイプA」を採用した55か国に対し、同月中旬ごろまでに建物の外装工事を終えるよう呼びかけており、「タイプA」として出展するインドネシアはこの目安に間に合わないという。
■大阪・関西万博 インドネシアパビリオン モチーフは「船」