造幣局ではこの日、「ミャクミャク」の名付け親の大学生、作田陽向(さくだ・ひなた)さんや、辻貴博・財務省大臣官房審議官、廣瀬恭子・大阪商工会議所副会頭ら6人が、鋳造1打目のボタンを押した。
「ミャクミャク」という愛称は約3万3000通の応募の中から選ばれ(※2)、2022年7月18日に大阪と東京で行われた開幕1000日前イベントで公表された。
作田さんは、この春から大学4年に。ネーミングの由来について「初めてキャラクターを見たとき、赤色と青色が動脈と静脈を連想させた。また、万博のテーマである、人類文明のつながりや、国際的なつながりを『脈(ミャク)』という言葉で表せられると思った」と説明した。
この日実物のミャクミャクと対面し、「しっぽが揺れるのが可愛い」と感想を述べた。また、「この硬貨が多くの人の手に渡り、大阪・関西万博の目指す思いが、その名の通り“ミャクミャク”と受け継がれていけば。記念貨幣を見る機会はないので、購入することができたら一生の思い出になる」と話した。
そして、開幕まで1年あまりとなった大阪・関西万博について、「万博自体が初めての体験。国際交流や海外での生活を経験した方も多いと思うが、私のように海外へ行った経験がない方にも、万博をきっかけに将来の幅を広げる場になれば」と期待を寄せた。