その証拠に、本作には『シン・ウルトラマン』の斎藤工や『ゴジラ』シリーズの佐野史郎、釈由美子、樋口真嗣監督など、特撮界では誰もが知る顔ぶれが出演している。
主題歌はDREAMS COME TRUEが担当。村瀬監督と同郷の吉田美和(Vocal)が、本作に共感し実現したという。曲タイトルはなんと「Kaiju」。これもファンにはたまらない曲名だ。
舞台挨拶では、レジェンドだからこそ話せる逸話で観客を沸かせた村瀬監督。『日本誕生』(監督:稲垣浩/1959年)では“八岐大蛇(やまたのおろち)”の制作に携わり、主演の三船敏郎氏と映画の中で格闘したのだとか。「八岐大蛇の中に入って、三船さんに切られるシーンはよく覚えています。作るのも好きですが、怪獣を演じるのも好きでした」と明かした。
『カミノフデ』にも八岐大蛇や大魔神が登場。50年前のアイデアが、現代の技術を駆使してどのように生まれ変わったのか。ファンにはたまらない演出をはじめ、現代人風にアレンジされた特撮ファンの叫びも描かれている。
村瀬監督は「作品作りを通して昔を思い出した。円谷さんなどに育ててもらった恩、特撮への想いを、今度は作品を通して返したい」と語った。
『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』公式ホームページ
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