大阪・関西万博 シンボル「大屋根リング」8割完成 開幕まで1年を前にメディア関係者に公開 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 シンボル「大屋根リング」8割完成 開幕まで1年を前にメディア関係者に公開

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 リングの建設は、会場の3つの工区で、大林組、清水建設、竹中工務店がそれぞれ共同企業体(JV)を構成して担当している。
 今後、すべてのリングがつながり、木組み部分が完成するのは今年(2024年)9月末の見込み。さらにエスカレーターや照明の取り付け、屋根部分の植樹などを経て、2025年1月に完成する予定。

リング内観イメージ(夕景)※画像提供・日本国際博覧会協会
大阪・関西万博閉幕後のリユース(再利用)の提案は公募で20件に

 博覧会協会は当初、大屋根リングの整備に約350億円を投じて閉幕後に解体するとしていたが、国会で与野党の議論の的になり、「無駄遣い」「世界一高い日傘」などと批判された。
 このため博覧会協会が閉幕後の有効な活用策を公募し、20件の提案が寄せられた。

会場中央部「静けさの森」植樹が進む
「静けさの森と池」イメージ ※画像提供・日本国際博覧会協会

 会場の中央が見渡せるリングの通行部分は、高さが最大で20メートル。

 植樹が進む「静けさの森」や、8人のプロデューサーによる「シグネチャーパビリオン(テーマ館)」の外観デザイン、すでに12か国が着工している海外パビリオンなどが見渡せる。

 敷地内では毎日、約2500~3000人が建設工事に従事しているという。

 博覧会協会の高科淳(たかしな・じゅん)副事務総長は「世界では対立や分断がある中でも”つながっている”、 ”多様でありながら、ひとつ”ということをこのリングで発信したい。閉幕後のリングの活用案についても、積極的に検討していく」と意気込みを語った。

博覧会協会・高科淳副事務総長「工事は順調に進捗」奥には静けさの森
交配されたのはリングの北東工区
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