このほか、運営スタッフのユニフォームは、土の微生物の働きで水とCO2に分解して堆肥となる。帽子は淀川・琵琶湖のヨシ繊維を使い、使用後はパネルに。
医師スタッフのユニフォームは、一見白衣のように見えるが、間伐材を使った木の糸を使用している。
シューズはリサイクル素材を使い、靴底の一部分(ミッドソール)にサトウキビ由来の材料を用いた。抗菌効果もあるという。
デザインの審査に当たったコシノジュンコさんは、「当時31歳で、3つのパビリオンのユニフォームのデザインに関わった、1970年大阪万博の経験は大きい」と話す。そのうえで「今回、デザインが採用された服部さんには、これを機に大きく羽ばたくデザイナーになってほしい。そして次世代のファッション界を担うチャンスがある子どもたちも、こうしたデザインに触れ、関心を持ってもらいたい」とコメントした。
この日のイベントでは、ファッションショー形式でユニフォームを発表した。3月に大阪・関西万博スペシャルサポーターに就任したばかりのNMB48・小嶋花梨さんは会場サービスアテンダントのユニフォーム、塩月希依音さんと坂田心咲さんは運営スタッフのユニフォームを着用してランウェイを歩いた。
小嶋さんは「軽い着心地でスタイリッシュ。自分らしいものを選べる自由さがあるのも素敵」、塩月さんは「非常に軽くてアクティブな動きもしやすそう。通気性も速乾性もありそうなので、夏でもいい着心地だと思う」と感想を述べた。