ゴルフ界のホープとして注目を集める兵庫・宝塚のジュニアゴルファー3姉妹、本村紅音さん(中学2年生)・彩歌さん(小学6年生)・奏澄さん(小学3年生)と、父の本村宏樹さんが、13日放送のラジオ番組にゲストとして出演。父・宏樹さんが子どもへのゴルフ育成論を明かすとともに、3姉妹が今後の目標などを語りました。
父・宏樹さんは、ジュニアゴルファーである娘たちを育てる際、一番大事にしていることについて、「言い訳をしない、努力を惜しまない、自分は妥協しない」の3つだと話します。
娘たちがハードな試合を戦ったあと、疲れていることはわかっていても「『今日はいいか……』と僕が思ってしまう時点で終わり。自分が褒めた時点でちょっと緩んでしまうんじゃないかと思うので」と、あえて気を引き締め、走る、球を打つなどの練習を課すという、宏樹さん。夢実現のため、厳しいスタンスで向き合い続けます。
「あえて褒めたりはしません。プロになってツアーで勝って、そこで初めて褒めたい。それ(プロになること)が夢でこの子たちはゴルフをしていると思うので」と宏樹さん。3姉妹も褒められた記憶がないとそれぞれ話し、ラジオ番組パーソナリティーの田中大貴と林歳彦氏を驚かせていました。
それでも、紅音さんが小学5年生のときに全国大会で初めて優勝した際は、帰宅後、「カートを直しているところまで行って、ひとりで泣きました」と、宏樹さんも人知れず涙。この事実について、紅音さんたちは今回初めて知ったそうです。
そんな父のハードな指導や周囲の協力などもあり、メキメキと力を付けている3姉妹。昨年の世界ジュニア選手権では、9~10歳の部女子で彩歌さんが3位に輝き、今年はシード権を得たなかで出場予定。同じく昨年、アメリカでの世界ジュニアを経験した紅音さん、今年は国内予選会に初出場した奏澄さんを含めて、プロゴルファーを目指して、時にはもがき苦しみながらも、着実に歩みを進めています。
ただし、ゴルフはプレーするのにも費用がかかるもの。宏樹さんは「周りの方の協力がなければ、ウチは本当に普通の家庭なので(ゴルフ)できていない」と、本村3姉妹をサポートする人々への感謝の思いをコメント。「なので、子どもたちにも『常に感謝の気持ちを持つように』と言っています。そういう気持ちを持ってやれているからこそ、応援してくださる方もいるのかなと。今後も天狗にならずやっていってほしい」と、子どもたちに伝えていました。
これからのさらなる飛躍が楽しみなジュニアゴルファー3姉妹。山下美夢有プロが憧れという紅音さんは「プロテストで一発合格して、応援されるプロになって、海外で活躍できるプロになりたい」と抱負をコメント。また、岩井千怜プロを目標とする彩歌さんは「プロゴルファーになって、応援されるプロになりたい」と、こちらも意欲満々。岩井明愛プロが好きという奏澄さんは「いっぱい優勝したい!」と将来の夢を元気に明かしていました。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年5月13日放送回より