「ドルフィンスタディアム」でのイルカショーも海をバックに上演。複数頭がタイミングを合わせ同じポーズでジャンプしたり、「キューキュー」と鳴き声を上げたり、尾ビレを振って「バイバイ」したりと、愛らしい芸で観客を魅了する。ビーチをイメージしたプールで触れ合い体験ができるプログラム「ドルフィンコミュニケーション」(約20分間。1人2000円)や、幅12メートル、高さ2.7メートルの水槽越しに、泳ぐイルカをゆっくりと眺められる「ドルフィンホール」も。
「アクアライブ」では、「水の一生」をテーマに、さまざまな自然環境を再現し、そこにすむ生きものを紹介。日本の河川の上流域にいるイワナやアマゴ、国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオ、兵庫県の河川にすむオイカワ、スマスイ時代から保全活動を続けてきた、絶滅が危惧される魚、カワバタモロコも観察できる。
そのほか兵庫県の郷土料理「くぎ煮」で知られるイカナゴの水槽や、水中に「鳴門の渦潮」を再現して魚がどのような動きをするか見ることができる水槽、7種類のクラゲを楽しめるコーナーなども。カリフォルニアアシカ、ゴマフアザラシ、ウミガメ、マゼランペンギンの陸上と水中の様子を見ることができるゾーンもある。
アクアライブ1階の無料エリア「スマコレクション」では、スマスイのアマゾン館にいたピラルクなどの淡水魚と“再会”できるほか、スマスイの模型なども設置。シーワールドの担当者によると、スマスイにいた生きものの約9割を引き継ぎ、飼育しているという。