2022年秋に9年ぶりの復帰を果たし、いまも現役で活動するフィギュアスケーターの織田信成選手(37)が、3日放送のラジオ番組にゲストとして出演。プライベートの一面を明かしました。
普段は大の甘いもの好きで、休日は妻や家族とカフェめぐりをしているという織田選手。なかでも最近は「かき氷」が大好物で、一昨年は年間で約400杯ものかき氷を食べていたと、ラジオで告白。
その話を聞いた番組パーソナリティーの田中大貴(フリーアナウンサー)が「陸に上がっても氷好きなんやね!」と話を振ると、「かき氷屋さんにも全く同じことを言われました! 『あんた氷好きやね~! 氷のこと忘れられへんの?』と(笑)」と織田選手は笑顔で回答。さらに、何味のかき氷が好きかという質問に対しては「今のかき氷は進化しすぎて、もう何味とかで表現できない域なんですよ!」と熱く語る場面も。
さすがに現役復帰後、体重管理の必要があり、「かき氷」を食すのもセーブしているという織田選手。それでも、そんな「氷好き」が高じてか、このたび地元・高槻に、織田選手自身がプロデュースするカフェをオープンしたのだそう。
「もともと妻の母が料理学校に通っていて(家族で)カフェをやりたいという夢があったので、『やってみようか』と。それに、僕も自宅に十万円くらいの業務用かき氷機を持っていたので、カフェでもかき氷を出せたらなと思っています」(織田選手)
かき氷を食べ歩き続け、いわゆる「ゴーラー」(かき氷フリーク)の域に達している織田選手。「他のかき氷店の店長さんともお付き合いがあって、何かイベントできないかなと話している」と、新たな構想もあるよう。「例えば天然氷を削るときに僕が(氷の上で)舞って、その削れた氷で『信成のトリプルアクセル氷』みたいなのできないかなと(笑)。そういう、人が笑えるイベントをやりたい」と、大胆なアイデアも打ち出していました。
また、織田選手は家族でのカフェ運営だけでなく、地元でスクール運営にも携わっています。その思いについて、次のように話します。
「フィギュアスケートの練習は普通のジムではできないので、練習用として自分のジムを作ったんですが、空き時間がもったいないなと。そのため、夜など使っていない時間帯に、今はダンスやバレエ、新体操の先生を呼んで、近所の子どもたちが使えるようにしようと、4年前くらいにスクールを始めました。僕自身、芸術的なものが好きなので、子どもたちにも新体操やバレエといった芸術に触れて、競技なりプロなり何でも良いのですが、何かのきっかけになれば良いなと。いまはみんなで楽しくのびのびやっています。僕も近所にスケートリンクがあったことがきっかけで(フィギュアスケートを)始めたので」(織田選手)
そして、これらの活動は“地元愛”が原動力になっているという織田選手は、「地元に育てられてきた分、地元に恩返しがしたいといつも考えています」とコメントしていました。
プライベートも充実させつつ、37歳でも現役スケーターとしてチャレンジを続ける織田選手。番組の最後には、今年の目標について「年末に行われる全日本選手権に出場して、10位以内に絶対に入ること」と、中学3年時に初めて出場した大会での活躍を誓っていました。また、心配されていたひざの状態も手術を経て良好になっていると明かしたうえで、「けがなく年末まで頑張りたい」と意気込みを述べていました。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年6月3日放送回より