『孤独のグルメ』で脚光 神戸の老舗コーヒー店 ふるさと納税で認知度アップ期待も「屋台骨は喫茶店」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『孤独のグルメ』で脚光 神戸の老舗コーヒー店 ふるさと納税で認知度アップ期待も「屋台骨は喫茶店」

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 やりとりを重ね、実食した原作者の久住昌之氏からも「丁寧に焙煎されたコーヒーを豆から挽いて飲むと、気持ちも落ち着いて豊かな気持ちになれますね」と商品に対するコメントを得たという。

 今回採用された返礼品は、「ギフトセット100g×6」。オリジナルブレンドをはじめとする、ロングセラー商品の詰め合わせだ。

萩原珈琲の「ギフトセット100g×6」(写真提供:萩原珈琲)

■信頼を積み重ねていきたい

 昨年は森永製菓とのコラボも話題になった萩原珈琲。ビッグネームとのコラボが続くが、営業方針に変化はないと前田さんは話す。

「コラボのお声がけをいただくのはありがたい一方で、私たちの商売の屋台骨は喫茶店です。『新たに取引を』と喫茶店からお申し込みをいただく際には、店舗の立地が既存の取引先と競合しないかを確認し、場合によっては既存の取引先の了解を得てから取引を開始します。それを創業から95年間続けてきました。一杯の珈琲から得られる信頼を、少しずつ積み重ねて今があります」

「コラボを通じて認知度が高まることで、喫茶店に足を運んでもらうきっかけにもなれば」と話す前田さん。自社サイトには、萩原珈琲のコーヒーが飲める喫茶店リストも整備されている。神戸を離れた人も近くの人も、改めてコーヒーでひと息ついてみてはいかがだろう。

コーヒー豆が炭火焙煎される様子(写真提供:萩原珈琲)

取材・文=水野さちえ

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