吉本興業のお笑いコンビ・はるかぜに告ぐがパーソナリティーを務めるラジオ番組に、同じく吉本興業所属の例えば炎が出演し、トークを繰り広げた。
例えば炎は、2020年にタキノルイと田上の2人が結成したコンビで、NSC(吉本総合芸能学院)大阪校の41期生を一度クビになった43期生。同期には、テキサスマウンテンローレル、ドライブドライブなどがいる。
プロフィール紹介にしれっと含まれた「クビ」という単語に、パーソナリティーの2人は「ふつうはないですよね?」と驚きを隠せない様子。「(本来であれば)卒業に必要な出席日数を満たせなくとも、200字の反省文で許してもらえるのでは」と疑問を投げかけた。
「その『反省文を書きなさい』というメールが来なくなるくらい行かなかった」と答えたのは、タキノ。2人ともまったく授業に出ていなかったことから「200字の反省文では足りない、5倍書け」と言われ、1万字の反省文を書いたそうだ。
新品のボールペンのインクがなくなるまでがんばって書いたものの、「ルールを守れない人間の反省文はいらない」と断られ、結局卒業できず。衝撃のエピソードに、一色といろも思わず「正論やな」とこぼした。
2人そろってクビになった衝撃エピソードからもわかる通り、2人は学生時代からの友人。どちらも兵庫県出身で、タキノが宝塚市、田上が伊丹市の出身だ。
しかし、出身地を紹介された田上は、「宝塚のほうが格がちょっと上な感じがするから自分も宝塚出身ということにしたい」と反論。聞くところによると、伊丹市の出身ではあるが宝塚市に引っ越した経緯があるそうで、タキノとも宝塚市に引っ越してからの友人だという。
学生時代からの仲である2人は、一緒に住んでいた時期もあるのだとか。もともとタキノが先輩芸人と3人で住んでいたが、その部屋の押し入れが空いていたので、田上が「ここやったらなんぼ(いくら)でいい?」と聞いたのがきっかけ。
本当に押し入れに住むとは思っていなかったタキノは、「この部屋にはまだwi-fiがないから、wi-fi代の3000円を払ってくれたら住んでもええで」と軽く返事をした。
荷物でも置くのかと思っていたタキノの予想を裏切り、田上本人が押し入れで寝起きをするように。一緒に住んでいた先輩たちにとっても、衝撃の出来事だったそうだ。
しかし、田上本人は「僕、身長が180センチくらいあるので、まっすぐ寝られなくて。無理やり横になっていたら1年くらいで首を痛めてしまった」と、いたって真剣だった様子。