神戸市中央区のウォーターフロントに2025年4月に開業する予定の多目的アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」を中心としたエリアのうち、レストランや商業エリア、そして神戸の海と山並みを楽しめる「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」が、24日、着工した。この日は関係者らが出席して地鎮祭が営まれ、玉串をささげるなどして工事の安全を祈願した。
「神戸アリーナプロジェクト」が進められている神戸港・新港第二突堤エリア「TOTTEI」では、すでに「ジーライオンアリーナ神戸」の工事が進む。
この日着工した「TOTTEI PARK 緑の丘」は、同アリーナよりさらに「先端」のエリアで、港を緑化したシンボリックなパークを官民一体で整備する。エリア全体を1枚のピクニックシートに見立て、その一部を「つまみ上げる」イメージで高さ10メートルを超える「緑の丘」状の建築物を建築する。270度を海に囲まれたロケーションで、海・神戸の港だけでなく、六甲山の山並みを五感で楽しめる空間となる。緑の丘の内部=「つまみ上げられた」その下には、全天候型の多目的スペースが設けられるほか、BBQレストランやオリジナルクラフトビールを醸造するブリュワリーも開業する予定。
「神戸アリーナプロジェクト」を運営する株式会社One Bright KOBEの渋谷樹べニューマネジメントDivisionマネージャーは、「ようやくこの日を迎えられてよかった。ウォーターフロント再開発の大きな目玉と期待されている。観光客だけでなく神戸市民の皆さんにも何度も来ていただいて、神戸に根付く場所になってほしい」と期待を寄せた。
「TOTTEI PARK」は、「ジーライオンアリーナ神戸」と同じく2025年4月に開業予定(飲食施設は順次オープンする予定)。