サントリーHDの大阪・関西万博準備室長・前波(まえば)美由紀さんは、「多様性の観点で、子どもたちがさまざまな人と交わることが大切。サステナビリティ―と聞いて、難しいものととらえるのではなく、楽しんで体験して学んでほしい」と話した。そして同社が2004年に始めた「水育(みずいく)」に触れ、「森の中でどうやって水が循環するのか、良い水を生み出すにはどうすればいいのかを考えるために、一方的に教えられるのではなく、子どもたちが自分の力で見つけ出してほしい」と願う。
ダイキン工業のCSR・地球環境センター担当部長の吉沢正人さんは「空気が将来どのような付加価値を生むかが重要だ。我々がまだ気づいていない、将来の空気の価値を子どもたちが見つけれてくれたら」と期待する。
企画をコーディネートするKCJグループの広報部長・宮本美佐さんは、「ふだん学校で出会う人たちとは異なる仲間と、さまざまな課題を長期間にわたって深堀りする機会はめったにない。好奇心を奮い立たせて、ワクワク・ドキドキしながら取り組んでほしい」と期待を寄せる。
サントリーが提唱する「水育」の一環で行われる“学び”のプログラム「森と水の学校 奥大山校」は2008年~2023年までに204回実施し、6,02人のこどもが参加した。また「サントリー天然水奥大山工場」の2023年の年間来場者数は約1万6千人。
また、「ダイキンアレス青谷」は2008年に設立されたダイキンの人材育成の拠点。美しい海・砂浜・緑がそろう天然のガーデンに触れ、様々な研修を行っている。“アレス”は、ラテン語で 「飛翔」の意。
サントリーHDとダイキンはこのほか、大阪・関西万博で「未来社会ショーケース」として水上ショーを共同出展する。タイトルは「アオと夜の虹のパレード」。これが両社の共創第1弾となり、それぞれのコーポレーション・スローガンに基づいて、何十億年にわたり地球のすべてを見てきた「水」と「空気」の物語を体感してほしいとしている。今回の「こどもサミット」を含めたプログラムは第2弾と位置付けられ、第3弾以降も検討中としている。
【「サントリー×ダイキン Out of KidZania (アウト オブ キッザニア) 水と空気の研究員~大阪・関西万博から“水と空気の未来”を提案しよう~」専用応募フォーム】
【 「アオと夜の虹のパレード」オフィシャルサイト】