プログラミング教育については、いきなりコンピュータ用の言語を勉強するわけではなく、簡単な仕組みを学ぶのだそうです。
「たとえば、自分でリモコンの機能を作るブロックがある。『進む』『止まる』などのパーツがいっぱいあって、それらを組み合わせて『スタート』を押すと、その組み合わせの順番に動く。まず、『こう作ったらこう動くんやな』というような思考を学ばせる。よく言われる言葉だと“プログラミング的思考”を学びます」(平井さん)
そんな平井さん自身がプログラミングを学んだのは、大人になってからなのだそう。はじめは独学だったこともあり、さっぱり理解できず挫折したこともあったのだとか。
当時は簡単にプログラミングを学べるサービスも少なかったそうですが、「現在はサポートも多く学ぶ環境はたくさんあると感じている」といいます。
ITエンジニア不足にともない、平井さんもエンジニアを育てる取り組みを行っています。昨年には、IT職未経験の若者に向けた研修を実施。IT人材としてのキャリアをスタートできる環境を神戸市にて整え、その結果、9人が大手企業のシステム開発に従事することになったそうです。
今後目指すべき未来について、平井さんは「読み・書き・そろばんくらい、プログラミングが当たり前になってほしいです。僕自身、プログラミングをやったことで人生が変わったと思っているので」と語りました。
※ラジオ関西『Clip 木曜日』2024年6月20日放送回より