「人口減少率は兵庫県で一番高い」とした上で、「地域を守る人が少なくなれば、田畑だけでなく山の管理も行き届かなくなる。山の荒廃は災害につながる。個人で管理できない山については、寄付や買い取りで町が引き取り、公有地として整備、保全をしていこうと、全国で初めての取り組みを進めている」(庵逧町長)
こうした取り組みは、死者・行方不明者が20人にのぼった15年前の台風9号による水害の教訓が生かされている。今年も8月9日には慰霊祭が予定されている。庵逧町長は「災害の備えは大切だが、想定以上のことが起きる。的確に臨機応変に人命を守り、災害後は早く復興して立ち直れるようにしなければならない。経験をもとに積み重ねていかなければならないと考えている」とした。
佐用町といえばひまわり。7月13日から28日まで「南光ひまわり祭り」が開かれ、最終日には打ち上げ花火も予定されいる。佐用町内4つの地区で順次花を咲かせていくため、ひまわりは8月上旬ごろまで楽しめるという。庵逧町長は「佐用町の夏は、ひまわりを楽しんだあと、そばやホルモン焼きうどんがおすすめ。見て、食べて、たくさんの方にお越しいただきたい」と締めくくった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2024年7月10日放送回より