11日に2024-25シーズンの前半戦スケジュールが発表された、女子サッカー・WEリーグ。2季連続2位で、3季ぶりのリーグタイトル奪還に燃えるINAC神戸レオネッサは、開幕戦で昨シーズンのWEリーグカップ覇者・サンフレッチェ広島レジーナと、第2節でWEリーグ2連覇中の女王・三菱重工浦和レッズレディースと対戦することが決まりました。
新シーズンも12チームによるホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりで行われるWEリーグ。開幕戦では9月15日(日)に浦和L対日テレ・東京ヴェルディベレーザの試合など5試合が組まれていますが、INAC神戸のホームゲームのみ日程が未確定で、9月14日(土)~16日(月・祝)のいずれかで行われる予定です。
また、第2節では早速、浦和LとINAC神戸の優勝候補同士の対決が実現。9月22日(日・祝)に浦和Lのホーム、浦和駒場スタジアムで顔を合わせます。
WEリーグのなかで、シーズンオフに特に活発な動きがあった、INAC神戸。昨シーズンのキャプテンを務めたなでしこジャパンFW田中美南選手はアメリカのクラブへ移籍が決まり、初代WEリーグMVPのGK山下杏也加選手も海外移籍準備のため退団。さらに、MF天野紗選手(ハンマルビーIF/スウェーデンへ移籍決定)やDF竹重杏歌理選手といった若きホープもチームを去りました。一方の新戦力には、スペイン人3選手を含めて、5人の外国籍選手を獲得。2季目のジョルディ・フェロン監督体制は、国際色豊かな陣容となります。
元なでしこジャパンDF川上直子氏も、「今年のINACは誰がどのポジションをやるのか全然わからないので、楽しみ。監督は来日しているが、選手はまだ。始動後、どんなチームができるのか。ガラッとチームは変わると思う」と、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)でコメントしています。
INAC神戸の前半戦のスケジュールのなかで、見どころの1つが、11月24日(日)に行われる第10節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦です。
この試合の会場、フクダ電子アリーナは、23-24シーズンで千葉Lに敗北を喫し、優勝の可能性が完全に断たれた、INAC神戸にとっては因縁の地。
その千葉Lから、新シーズンに際してはU-20日本女子代表GK大熊茜選手と、ジャマイカ女子代表DFビアン・サンプソン選手がINAC神戸に加わり、彼女たちにとっては古巣凱旋の試合となります。
ちなみに千葉Lの新監督には、これまでヘッドコーチを務めていたスペイン人のイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ氏が昇格。INAC神戸のジョルディ監督とのスペイン人指揮官対決にも注目です。
なお、WEリーグは11日、SOMPOホールディングス株式会社が2024-25シーズンからの2シーズンにわたってWEリーグのタイトルパートナーになり、「SOMPO WEリーグ」として開催されることも発表しています。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年7月15日放送回より