神戸市 災害時の帰宅困難者を支援するシステム運用 三宮駅周辺のサイネージ等活用 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸市 災害時の帰宅困難者を支援するシステム運用 三宮駅周辺のサイネージ等活用

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 そこから、それぞれの状況にあった希望施設を選択して検索ボタンを押すと、現在地周辺に近い順で該当の施設が表示されます。施設を選択し、確認項目に同意のうえ、氏名とメールアドレスを入力することで予約が確定。その際に、二次元コードの予約票が発行され、予約した施設に到着後、それを用いてチェックインという流れになるそうです。

 現在、一時的に滞在できる施設は26か所が用意されています。その内訳は、市役所西側にある「中央区文化センター」などの公共施設が11か所、神戸メリケンパーク内にある高層シティホテル「ホテルオークラ神戸」などの民間施設が15か所。駅周辺の看板とともに今後、施設も増える予定となっています。

 突然やってくる災害時、公共交通機関がすべてストップしたときに三宮駅周辺に現れる電光掲示や看板に掲載されている二次元コードを読み取ることで、一時的に滞在できる場所に移動できるという、神戸市の取り組み。多くの人が一斉に駅周辺で途方に暮れたり、群衆なだれや救助・救急活動が妨げられたりする二次災害を防ぐものとなることが期待されます。阪神・淡路だけでなく、各地で発生した震災の教訓をいかすべく、合言葉は「STOP!一斉帰宅」です。

神戸市公式HPより
神戸市危機管理局係長の蔵元良平さん(左)と、ラジオ関西『サンデー神戸』パーソナリティーのクマガイタツロウ

※ラジオ関西『サンデー神戸』より

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