また、「ネコは名前を聞き分けるか」「飼い主の声から顔を想像するのか」など愛猫家が知りたいテーマや、ネコが罹患しやすいといわれる腎臓病の最新研究などについてもパネルで紹介。
さらに、日本に生息する野生ネコであるイリオモテヤマネコとツシマヤマネコを特集した一角では、彼らが何をどのように食べて生きているのか、フィールド調査の方法とともに解説。本展を監修した北九州市立自然史・歴史博物館（北九州市立いのちのたび博物館）の中西希学芸員自らがつくった両ヤマネコの標本は、実際に毛皮に触れて感触を確認することができる。中西学芸員は「完全なる肉食であるネコ科動物が、世界各地の環境に合わせてちょっとずつ体を変化させ生きている、その多様性が面白い。展示を見たり触れたりして、普段近くにいない野生のネコ科の動物たちを少しでも身近に感じてもらえたら」と話した。
大阪市立自然史博物館の和田岳主任学芸員は、展示について「見渡せばネコだらけ。ネコ好きは絶対楽しいはず。ネコをいろんな角度から知ることができるとても良い機会です」と、ネコの絵が入ったTシャツ姿で呼び掛けた。
◆特別展「『ネコ』～にゃんと！クールなハンターたち～」
会場：大阪市立自然史博物館
（〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23［長居公園内］）
日程 2024年7月13日（土）～9月23日（月・振休）
時間 9:30～17:00（入場は閉場の30分前まで）
休館日 7月22日、29日、8月19日、26日、9月2日、9日（いずれも月曜）と9月17日（火）
観覧料 大人1800円、高大生1500円、小中生700円
問い合わせ 大阪市総合コールセンター（なにわコール）06-4301-7285
【大阪市立自然史博物館 公式HP】
