「マサラ上映」で復活 兵庫・塚口サンサン劇場 挑戦つづったノンフィクション本出版 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「マサラ上映」で復活 兵庫・塚口サンサン劇場 挑戦つづったノンフィクション本出版

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 そんな塚口サンサン劇場の歴史を1冊の本にまとめたものが、冒頭で紹介した『まちの映画館 踊るマサラシネマ』です。目次には「第一章 閉館までのエンドロールが流れ始めた」とあります。戸村さんによると、「2010年ごろ、お客さんが減り、ここで終わるかラストチャンスかというところから、スタッフみんなで知恵を出しあって乗り越えるまでをまとめています」とのこと。本を通じて、「マサラ上映」にたどりつくまでの苦労を知ることができます。

 苦労を乗り越え、全国から人が集まる映画館になった塚口サンサン劇場では、1年8か月にもわたる『RRR』のロングラン上映など、観客を楽しませる企画が今も行われています。

 戸村さんは、「映画とは人生を面白くしてくれるもの。だから、あまり深く考えずに楽しんでいただくのが一番」と述べるとともに、ひとりでも多くの人に映画を楽しんでほしいと、映画愛を語りました。

塚口サンサン劇場 戸村文彦さん(中央)、パーソナリティの清水健(同右)、絵本作家の夏きこ(同左)
塚口サンサン劇場 戸村文彦さん(中央)、ラジオ関西『Clip』木曜日パーソナリティーの清水健(同右)・夏きこ(同左)

※ラジオ関西『Clip』木曜日より

(2024年7月4日放送回)


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