韓国で昭和歌謡ブーム!? NewJeansハニ・住田愛子らが歌う80年代ヒット曲に注目 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

韓国で昭和歌謡ブーム!? NewJeansハニ・住田愛子らが歌う80年代ヒット曲に注目

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【中将】 はい、1987年に結成された韓国アイドルの元祖・ソバンチャのモデルは少年隊だったんです。ハンバッ企画というプロダクションが「韓国にもジャニーズのような歌って踊れるアイドルグループを作りたい」ということでジャニーズ事務所に問い合わせ、ビデオを取り寄せたんですね。ソバンチャのデビュー曲『オジャパメ・イヤギ~ゆうべの話』(1987)は後に『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)で松本人志さんらに『オジャパメン』としてパロディー化され、日本でも有名になりました。

【橋本】 私は世代じゃないので知らなかったのですが、後から見て大笑いしました(笑)。

【中将】 現代の感覚で見ると、失礼ながらソバンチャはちょっとあか抜けなくて未完成な印象なんですけど、あそこから韓国アイドルシーンの歴史が始まったかと思うと感慨深いですよね。

【橋本】 かつて韓国に影響を与えた昭和歌謡が今再び、韓国で注目されていると思うと面白いですね。

【中将】 1990年代末以降、昭和歌謡がカバーされる機会も増えています。もんた&ブラザーズの『ダンシングオールナイト』(1980)、因幡晃さんの『わかってください』(1976)、ラッツ&スター『め組のひと』(1983)……原曲に忠実なものから、大きくアレンジしたものまでさまざまですが、韓国ではもともと、トロットという演歌・歌謡曲的なシーンが大きいので、受け入れられやすい素地があるのだと思います。そこで僕はこれからの韓国ではどんな昭和歌謡がウケるか予想してみました。それは山口百恵『ひと夏の経験』(1974)!

【橋本】 出ました! 意味深な、いろいろ想像してしまう曲ですが……(笑)。なぜこの曲なんでしょう?

【中将】 いわゆる「青い性路線」という、10代の少女にあえて大胆な歌詞を歌わせるという手法ですね。これまで韓国でウケてる曲って正統派なかっこいい楽曲が多いと思うんですけど、これからはもっと昭和歌謡が持つ毒のような部分に注目してくれる人が増えるんじゃないかと(笑)。

【橋本】 秋元康さんの『セーラー服を脱がさないで』(1985)や、最近だとAKB48系にもその要素はありますよね! 一般の生活の中では口に出せない、きわどい願望をあえて歌にするみたいな。

【中将】 最近でもドラマ『大奥』(フジテレビ)みたいに映像作品だと全然アリじゃないですか。日韓でそういう音楽の表現についてもどんどん自由に盛り上がっていきたいですよね。

ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』収録風景

(2024年7月19日放送回)

中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2024/07/19/金 21:00-21:30

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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