新紙幣が発行されてから、早くも1か月が経とうとしています。銀行でお金を下ろすときや、おつりが5000円や1000円だったとき、「新札がくるのでは?」と期待している人も多いのではないでしょうか。
実はいま、そんな新札にちなんだアイテムが話題なのだとか。売り切れ続出中の商品「お札タオル」について調べてみました。
お札タオルとは、「渋沢栄一の一万円札」「津田梅子の五千円札」「北里柴三郎の千円札」のそれぞれがプリントされたタオルです。生産数が少なく、販売場所が限られていることから、入手困難になっているといいます。
調査を進めていくと、どうやら、国が発行する機関紙「官報」や政府刊行物を販売する、全国の官報販売所で販売されていることが判明。大阪府官報販売所(大阪市)の担当者に話を聞いてみました。
――官報販売所で「お札タオル」が販売されている?
【担当者】 はい、店頭で販売しています。ただ、渋沢栄一の一万円札タオルは非常に人気で、現在売り切れています。
――一万円札タオルが1番人気?
【担当者】 圧倒的に人気です。一万円札タオルは5枚入荷したものの、すぐに売り切れました。もともと、そこまで生産数は多くなかったのですが、想定より人気になったこともあり生産が追いついていない状態です。追加の入荷時期も未定です。
――どんな人が購入する?
【担当者】 官報販売所の利用者はもともと、専門書を利用する法律関係者や国の統計資料を扱う方が多いので、そういった方々が購入されます。お1人だけ、情報を得たお客様が購入されましたね。