JR大阪駅西側・旧大阪中央郵便局跡地に新商業施設「KITTE大阪」誕生 兵庫の魅力も発信 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

JR大阪駅西側・旧大阪中央郵便局跡地に新商業施設「KITTE大阪」誕生 兵庫の魅力も発信

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 JR大阪駅の西側に、新たな商業施設KITTE大阪が7月31日オープンした。名称には旧大阪中央郵便局の跡地という立地から「切手」、そして「来てください」という意味が込められている。

 旧大阪中央郵便局跡地を含むJR大阪駅西地区で開発が進められていた複合施設「JP大阪タワー」のうち地下1階から6階までが商業施設「KITTE大阪」で、約100店舗が31日にオープン、大阪駅周辺へ初出店の店舗が8割を占める。「UNKNOWN アンノウン」をコンセプトに、まだ知らない、まだ体験したことのないものを集め、日本の良さを発見し、再認識できる商業施設を目指す。

 2階には「Feel JAPAN Journey(ええもん にっぽん めぐり)」として、北は北海道から南は沖縄まで、各地域魅力を発信するアンテナショップが集う。

「兵庫県おみあげ発掘屋 KITTE大阪店」
「兵庫県おみあげ発掘屋 KITTE大阪店」

 新神戸に次ぐ2店舗目として出店したのが「兵庫県おみあげ発掘屋 KITTE大阪店」。兵庫県・神戸の魅力を広く発信する。赤色が目立つ店はポートタワーをオマージュしており、店内にはポートタワーの模型も置かれている。兵庫県内各地の銘菓やスイーツ、調味料の他、播州織や丹波焼、線香(淡路)、真珠(神戸)も並ぶ。人気洋菓子店「パティシエエスコヤマ(三田市)」のロールケーキや、「マイスター工房八千代(多可町)」の巻寿司も特別販売する。

「神戸と大阪は電車を使うと20分ほどなのに、遠く感じる人が多い。まず神戸を知ってもらって兵庫の魅力も知っていただきたい」と話すのは、店を運営する株式会社エムズブランディングの駒形久美子常務執行役員。

 同店では、一般財団法人神戸観光局と公益財団法人大阪観光局と連携し、店の一角に観光PRコーナーを設けるほか、店でも発掘博物館と題し「神戸と大阪の違い」を紹介。例えば調味料のコーナーには神戸のソース、大阪のソースが並び、その種類の多さに驚かされる。「スーパーなど量販店に並ばないものもあります」と担当者。さらに、神戸と大阪それぞれに作品を展示する現代美術作家・ヤノベケンジ氏が書き下ろした作品を用いたTシャツやステッカーも数量限定で販売する。

ポートタワー模型 タワーの上部の文字は「HAKKUATSUYA」
ポートタワー模型 タワーの上部の文字は「HAKKUATSUYA」
神戸と大阪のソース これだけの種類が!
神戸と大阪のソース これだけの種類が!

 3階には、日本の古き良きものから現代になって生まれたものまで、日本各地域でつくられたこだわりのアイテムを扱う店舗が並ぶ。

 大阪初出店となるのが「豊岡鞄」。東京・丸の内、大阪空港に次ぐ直営店となる。豊岡K-site合同会社の谷口いと事業局長は、「職人がひとつひとつ丹精を込めて作り上げたものばかり。手作りなので同じものはない。豊岡鞄の魅力を多くの人に伝えていきたい」と話す。さらに「豊岡鞄を多くの人に使ってもらうことによって職人の育成や処遇改善、そして豊岡市の活性化にもつながる」と期待を寄せる。

「豊岡鞄」
「豊岡鞄」
職人の技が詰まった豊岡鞄
職人の技が詰まった豊岡鞄
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