興味深いのは、「地域に歩かなければならない狭い坂道があることをどう思うか」について、「支障がある」とした人が21.6%にとどまった点。「負担ではない」(13.2%)、「負担だが生活に支障はない」(65.3%)と肯定的に捉えている人たちが圧倒的多数となった。坂の通行がしんどくても、神戸市民がそのしんどさごと坂道に愛着を感じている様子がうかがえる。
市は坂を快適に通行してもらうために、手すりやベンチの新設や補修、バリアフリー化などの対策を必要に応じて実施している。神戸市企画調整局政策課の担当者は、プロジェクトのねらいを「街並みや生活に溶け込んでいる神戸の坂について、多くの人とともに考えるきっかけにしたい」と話している。
一方、フォトコンテストに続く催しとして、「坂のまち、神戸、あれこれ」と題した市民参加型トークフェス(10月、一般向け)、ワークショップ「激突!神戸!坂段コレクション」(同月、マニア向け)、他の「坂のまち」都市と交流するサミット(11月)も計画されている。詳しい情報は、神戸市ホームページに順次アップされる。
◆フォトコンテスト「あなたと坂」
被写体の例:思い出の坂道や身近にある階段など
募集期間:2024年7月18日(木)~9月30日(月)
賞品:最優秀賞 神戸牛食事券(5万円相当)、優秀賞 神戸牛セット(3万円相当)
応募方法:市の特設サイト
https://minnade-kobe-contest.smartkobe-portal.com/photo/
もしくはインスタグラムから
※本件は、フォトコンテスト「神戸のカケラ探してみいひん?」の中の1テーマ