一方、24-25シーズンの新体制では、GKが3人、DFが10人、MFが8人、FWが7人の計28人のメンバーで挑むことになったINAC神戸トップチーム。昨シーズンに続いて、スペイン人のジョルディ・フェロン監督が指揮をとります。なでしこパリ五輪メンバーでは唯一、DF守屋都弥選手がチームに残留し、新シーズンも背番号2をまとって主軸の1人としてプレーします。
背番号を見ると、新加入の外国籍選手は韓国人のMFイ・スビン選手が8番、ジャマイカ女子代表DFヴィアン・サンプソン選手は55番をつけるほか、スペイン人トリオは、FWカルロタ・スアレス選手が9番、MFパオラ・ソルテヴィラ選手が18番、DFカルラ・モレラ選手が21番となりました。
日本人選手では、海外移籍のため退団したDF竹重杏歌理選手(→テルスター/オランダ)に代わって、DF井手ひなた選手が4番に。またFW愛川陽菜選手が24番→17番、GK船田麻友選手が21番→99番に、それぞれ変更となっています。
さらに、チームは、育成組織のINAC神戸レオンチーナ(U-18)から3選手、INAC神戸テゾーロ(U-15)から2選手を、それぞれ2種登録。メンバーの最年少はテゾーロ所属MF大田ありす選手とDF北村礼選手の15歳となりました。
「これだけメンバーが大きく変わったのは(WEリーグでは)INAC神戸くらい」と、ラジオ番組のなかで語った、川上氏。「開幕スタメンが全然予想できない! 選手の特長がどうなのかがまったくわからない」というように、INAC神戸の新たな陣容はベールに包まれています。それだけに、初陣となるアメリカ遠征、現地時間14日から行われる『The Women’s Cup 2024』アトレチコ・マドリー(スペイン)女子チームとの対戦で、新生INAC神戸がどんな戦いを見せるのかが、楽しみなところです。
なお、14日にはFIFA U-20女子ワールドカップ コロンビア2024(8/31~9/22)に臨むU-20日本女子代表メンバーが発表され、INAC神戸からは新加入GK大熊茜選手と、FW久保田真生選手が選ばれています。2選手はINAC神戸のアメリカ遠征から直接U-20日本女子代表チームに合流予定です。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』より
(2024年8月12日放送回)