シンガーソングライターの川嶋あいさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。8月4日の放送では、マルチタレントのバン仲村さんがゲスト出演。多彩な経歴を語ったほか、リスナーに向けてメッセージを送った。

バン仲村さんは、サッカーで活躍した学生生活を経て、大学卒業後は母校である山梨学院大学に職員として就職。経営者として独立後は日焼けサロンなどを経営するかたわら、格闘家としても実力を発揮し、格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の看板選手のひとりに。さらに、講演会などを通じて若い世代への応援メッセージを発信し続けている。
教育現場に従事したのちに、日焼けサロンの経営者として独立することとなったきっかけについては、「小さいころからサッカーをやっていたから、常に日焼けしていたこともあって“日焼け”というものへの親和性が高かった」と触れつつ、「ビジネスモデルとして純利益率が高かった」ことも理由に挙げた。
多種多様な経歴を持つバン仲村さんだが、「もともと格闘家を目指していたわけではない」という。学生時代にテコンドーをしていたこと、経営者になってからは運動不足解消としてキックボクシングをするようになったことなど、さまざまな出来事の積み重ねにより、格闘技イベント「BreakingDown」の看板選手として活躍するに至った。
2022年に小中高校生の自殺者数が過去最多となったことについて、自身のYouTubeチャンネルで触れたことがあるバン仲村さん。
「親も子どもも、心のコップの水があふれてしまっている人が多い」と感じていることを語り、「YouTubeをひとつのツールとして、世の中に起きている現実を見せることで“注意喚起”をして、『明日もがんばろう』と思える動画にできることを大事にしている」と信念を明かした。
これまでの人生での苦しかった・しんどかった経験について尋ねられると、「いっぱいありますけど」と前置きしたうえで、19歳のころに亡くなった父からもらった大切な言葉を紹介した。
「親父からは、『若いころの苦労は買ってでもしろ』『選択を迫られたときには、あえて難しいほうを選んでいけ』と言われた。そういうチャレンジする気持ちは、結果的に自分の成長や殻を破ることにつながるから、それがポジティブにマインドを持っていくテクニックになる」(バン仲村さん)
YouTubeで配信されているリアリティー番組『令和の虎』の司会者を務めるほか、ラッパーやDJとしての活動、さらには9月に公開される映画『ケンカバトルロワイアル』には俳優として出演するなど、活躍の場をどんどん広げているバン仲村さん。
今後の展望について問われた際は、「みんなに『やって』と言われることを、『いいよいいよ』と言ってやってきたけど、それでいいのかもな」と実感とともに心境を語った。
いろいろなことで悩んでいる人々に向けて、バン仲村さんはこのようにメッセージを送った。
「日本には『努力は必ず報われる』という言葉があるけれど、ほとんどの努力は報われない。でも、『努力した人しか報われない』というのも現実で、報われるまで努力しようということもすごく大切。できなくても、気持ちを持つことが明日の糧になったり、『やれるやれる』と自分を言い聞かせられることにつながればいいな、と思います」(バン仲村さん)
※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2024年8月4日放送回より
【番組公式ブログ】
実業家、格闘家、ユーチューバーなどマルチにご活躍のバン仲村さんをゲストにお迎えしました!
「風がなければ自分で吹かせばいい!」を始め、心に染みるお言葉の数々。「氵」のおとこ「漢」を感じずにはいられない熱い思いに触れて大感動しました!是非、お聴きください! pic.twitter.com/0r0Lw4Ie9k
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) August 1, 2024