慰霊祭世話人会(大阪市旭区)によると、空襲被災者や遺族へ送付した案内状はのべ約400通。来賓を含め約半数の200人が参列した。
今年(2024年)は、特に70回目の節目ということもあり、世話人会ではオリジナルポスターを作成、奉納された千羽鶴が飛び立つイメージをデザインし、戦争の記憶を未来につなぐ思いを新たにした。
参列した兵庫県西宮市の男性(79)は、生まれて1か月後に太平洋戦争が終わった。「なんと無情な日なのかと思う。終戦があと1日早ければ、新たな犠牲者は生まれなかったはず。この事実をしっかりと受け継がなければ。来年は終戦80年、昭和100年にあたる。記憶を語り継ぐ人も少なくなっているのだから」と話した。