即完する人気ぶり!『親知らずのフィギュア』 メーカーに聞く誕生秘話「こだわりすぎて製品化に3年」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

即完する人気ぶり!『親知らずのフィギュア』 メーカーに聞く誕生秘話「こだわりすぎて製品化に3年」

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――こだわった点は?

【長澤さん】 イラストのかわいらしさと、歯としてのリアルさを両立した点が1番のこだわりです。たとえば、(フィギュアは)歯が抜ける仕様になっているのですが、抜いたところが歯の根っこになっているものとインプラントのパーツになっているものの2パターンを作り、それぞれリアルな形に近づけられるようこだわりました。立体化する際にはイラストに描かれていない部分も作る必要があるため、作者さんとも何度も試行錯誤しながら作りました。ほかにも、矯正器具など、歯科関係の器具部分は特に細部まで作りこんでいます。

根元の部分がこだわり(提供:株式会社いきもん)
インプラント(提供:株式会社いきもん)
矯正パーツも細部までこだわる(提供:株式会社いきもん)

――反響は?

【長澤さん】 今年6月に販売したのですが、おかげさまで弊社の在庫はすでに完売しています。SNSにもさまざまな感想を投稿していただいていましたが、過去に実際親知らずに苦しめられていた方が、「私の親知らずもこうなっていた!」と共感していただいていたのが印象的でした。

なかでも1番うれしかったのは、本物の歯医者さんからの反響が大きかったことです。実際に歯医者に置いてくださったり、業界新聞からの取材もあったりなど、プロの方々にも評価いただいたので、時間をかけてこだわった甲斐があったなと思っています。大変好評をいただいたこともあり、現在第二弾を絶賛企画中ですので楽しみにしていただければと思います!

☆☆☆☆☆☆

 長澤さんいわく、特に、親知らずに苦しめられた人たちから大きな反響があるのだとか。手のかかる“親知らず”な子ほどかわいく思えてくる、という心理かもしれません。ちなみに、「親知らず」の語源は、「親に迷惑をかける」ではなく「大人になってから生えるため、親が知らない」という説が主流だそうです。

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