幅広い年代で人気の王道ラブコメ漫画「ときめきトゥナイト」の展覧会「ときめきトゥナイト展」が大阪高島屋で開かれている。貴重な直筆原稿など300点以上が展示されているほか、主要キャラクター「真壁くん」に“壁ドン”してもらえるフォトスポットも登場。大阪会場は同展巡回の最後となるため、真壁くんの壁ドンもラストチャンスだ。9月23日(月・振休)まで。
同作の作者は池野恋さん。1982年、少女漫画誌「りぼん」で連載がスタートし、すぐに大人気に。テレビアニメ化もされた。現在も女性漫画誌で続編が連載されている。本編は、蘭世(らんぜ)、なるみ、愛良(あいら)の歴代3人のヒロインが活躍する壮大な三部作で、ファン層は年齢を問わない。
展示では、名場面の直筆原稿や美しいカラーイラスト、「りぼん」の付録となったカットなど原画300点以上を紹介。会場に設置された両開きの扉から足を踏み入れると、壁一面に並んだ登場人物たちの肖像画が出迎えてくれる。蘭世など一部の肖像画は見る角度によって「変身」する仕掛けだ。冒頭と最後に掲示された、作者が今展のために書き下ろした新作も見どころで、蘭世らヒロインとともに物語の中へ旅する気分で展覧会を楽しめる。
外せないのは、蘭世の想い人で、読者の少女たちのハートもかっさらっていた真壁くんのフォトスポット。真壁くんに「…たのむ」「ここにいてくれ…」とささやかれながら壁ドンしてもらえるという、ときめきシーンが具現化したセットが置かれている。
展示後半には、会いたい人のもとにテレポートできる不思議な池「想いヶ池」も。思いを込めて池をのぞき込むと、水面が輝き出し、運命の相手が浮かんでくる―という、ドキドキのシチュエーションだ(浮かんでくる相手は真壁くんもしくはその他キャラ)。