斎藤元彦・兵庫県知事が11日、定例会見中に「(2021年、自らが当選した県知事選で)分裂してまで支持してくれた自民に対して、悔しい思いだ」「(自民議員の先生方と)一緒にやっていこうと思っていた」「(自らの言動に)間違いもあったかと思う。しかし、あくまで兵庫県民の皆さんのためだった…」と述べ、涙を流した。
そのうえで、「私は、未来の兵庫のために頑張ってきた。これからも頑張っていいく」と改めて辞任を否定し、知事続投への思いを述べた。
斎藤知事をめぐっては、自民とともに2021年の選挙戦で支持していた維新の会が9日、辞職要求と出直し選挙を申し入れた。
自民は12日にも、他会派とともに辞職要求を申し入れる。
兵庫県議会は定数86人。全議員が斎藤知事の辞職を求め、「斎藤知事」対「県議会」との完全対立の構図となった。