――商品名の由来は?
【川東さん】 最初は名前を付けずに展示販売をしていましたが、製品の見た目にひかれる若者やファッション感度の高いお客さんが多く、製品が生まれる経緯や特性の説明を繰り返し行っていました。そこで「名前を付けてきちんとパッケージ化(=ブランディング)しなければ」と考え、製品が生まれる特性やお客さんの購買体験から「偶然サンダル」とすることにしました。
――どのような方が購入する?
【川東さん】 ファッション感度が高いほど、関心が高い傾向にあります。モデルの方が購入したケースもありました。また、アウトドアやテントサウナ愛好家の方からも人気があり、6足同時購入したサウナーもいました。
――お客さんからの反響は?
【川東さん】 カラフルな見た目の可愛さと、懐かしいフォルムのサンダルという点が評価されていると感じています。購入の際に商品を選ぶ体験も含めて、おもしろがってもらっています。口コミでうわさが広がり、「偶然サンダルを買いたい!」という声も増加してきています。
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今回は、倉庫に眠る規格外品だった「偶然サンダル」について話を聞きました。まだ世に出回っていない、意外なニーズがある「偶然○○」がほかにもあるかもしれませんね。