季節が変わるごとに、あるいは日常的に活用する人も多いクリーニング店。洋服に留まらず、着物、布団、スニーカーなど幅広く取り扱う店も増えています。その中で、便利として好評を得ているうちの一つが「ランドセル」のクリーニングです。詳しく聞きました。
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ランドセルのクリーニングは「夏休みなど学校の長期休暇の間に利用する方もいます」と話すのは、兵庫・大阪を中心に展開する株式会社ホームドライの松廣千恵美さんです。中には「お兄ちゃんが6年間使ったランドセルで小学校に通いたい」という思いを抱いた男の子の親から依頼を受けたこともあるそうです。
では、どのようにしてクリーニングするのでしょうか?
「ランドセルは皮革工房で作業します。背面部分や肩ベルトの部分は、どうしても汗による汚れが目立ってしまうため、オゾン水と特殊洗剤で洗い、オゾン乾燥機で乾かします。ランドセルがよみがえります」(松廣さん)
クリーニングに要する期間は2週間。作業をスムーズに進めるポイントは、店に預ける前に、ランドセル内に物が入っていないか確認すること、キーホルダーなどの装飾も外しておくことだそうです。ちなみに気になる料金は、同社では税込み4000円(かばんMサイズ相当)でした。
松廣さんによると、「ランドセルだけでなくリュックサックも、背中部分に当たるところに汗がかなり付着し、臭いや変色を起こしやすいので早めのお手入れをおすすめします。同社では専用洗剤を使用してキレイにします」とのこと。自分では洗うことが難しいランドセルやリュックサック。プロの技でキレイにしてもらえるのは安心ですね。
※ラジオ関西『Clip水曜日』より