また、2度の左ひざの大けがから復帰し、先のWEリーグカップ戦2試合に続いて今回も途中出場したMF水野蕗奈選手は、58分からの約30分のプレーで、90分に交代した、いわゆる「インアウト」の形に。ただし、そこは想定よりも早い登場で、復帰後最長のプレータイムだったこともあり、出場時間を限定したプレーだったのではないかと、理解を示した川上氏。
「彼女のプレーを見て、ここはいくかなというところで、まだ身体をぶつけにいかなかったなというシーンなども正直あった。そこは彼女のなかでも、さすがにまだ、ひざへの不安、恐怖心も残っているかと思う。でも、そういうのはだんだん、プレーしながら、試合をこなすにつれて払拭されていくところかなと。今シーズン切り札になる選手だと思うので、期待している」と、2季ぶりにWEのピッチに立った水野選手の状態をおもんぱかりつつ、INAC神戸が誇る若きドリブラーの今後の活躍を願っていました。
INAC神戸はWEリーグの次節で、2連覇中の王者・三菱重工浦和レッズレディースとのアウェイ戦に臨みます。いきなり正念場を迎える港町のクラブですが、川上氏も言うように「優勝を掲げている以上、どんな形でも負けられない」試合であることも確か。新生INAC神戸の総合力が試される一戦となりそうです。試合は浦和駒場スタジアムで9月22日(日)午後4時キックオフ予定です。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年9月16日放送回より