ドライヤーで乾かしていると、髪がみるみるうちに再びボサボサになってしまったんです。
「なんでやぁ!?」
あわてて再度メーカーさんに連絡してみますと、「あきません! ドライヤーは絶対にダメなんです!」という回答が返ってきました。
なぜドライヤーがNGなのかというと、着せ替え人形の髪の毛は合成繊維でできているため熱に弱いんです。熱風を当てすぎると髪の毛が溶けてしまって余計にボサボサチリチリになる可能性があるため、ドライヤーは絶対にNGなんですって。
正しい手順は、薄めたシャンプーで洗ったあとにリンス(トリートメント)をしながら、クシでとく(絡まりをほどくように優しく)。そのあとは、髪を押さえるようにして水気をとって、直射日光を避け、風の当たらない場所に1〜2日置いて自然乾燥するんですって。これで、まとまりのある元の髪型に近づくそうなんですが……。
もう、後の祭りです……。やってしまいました。預かったときよりもボサボサがひどくなってしまいました。
そのまま返すと面目ないので、預かっていた着せ替え人形と同じものを新しく買って「ほら、きれいになったやろ」と言いながら返しましたら……。
「うわあ! まるで新品みたい!」って(笑)。
ごめん。今度は、絶対にドライヤーは使いません。
※ラジオ関西『バズろぅ!』2024年9月21日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)