今も鮮明 姫路城世界遺産登録の日“明け方の万歳”!姫路の魅力をベテランラジオパーソナリティが語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

今も鮮明 姫路城世界遺産登録の日“明け方の万歳”!姫路の魅力をベテランラジオパーソナリティが語る

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「実は私は、姫路とは縁が深いんです」と語るのは、長年ラジオパーソナリティとして活躍を続けるタレントの谷五郎さん。谷さんが生まれたのは、現在の姫路市船津町にあたる「船津村」だったといいます。その後2歳で高砂へ移り住みますが、谷さんの中にある原風景は姫路の景色なのだそう。そんな谷さんに、清元秀泰姫路市長がパーソナリティを務めるラジオ番組で姫路の魅力について聞きました。

 子どものころは、飾磨(しかま)や家島など姫路エリアに遊びに行くことも多く、「思い出がたくさんあり親しみを感じている」と谷さん。中学3年生のころ、姫路市厚生会館(現:兵庫県立武道館)で初めてプロレスを観戦。それ以来プロレスファンになったというエピソードも語りました。

 また、ラジオパーソナリティとして思い出に残っている出来事は? との問いかけには、1993年に姫路城が日本で初めて世界文化遺産に登録された日のことだと答えました。谷さんは、その発表の報を受けたときのことを鮮やかに記憶しているそうです。

  何でも、その日は夜中から大勢の人が城の前に集合。明け方になってようやく、黒電話に“世界文化遺産登録”の知らせ入ったときには、朝焼けの中みんなで万歳をして喜んだのだとか。

戸谷市長(当時)が姫路城世界遺産登録の一報を受けた瞬間(提供:姫路市)
戸谷市長(当時)が姫路城世界遺産登録の一報を受けた瞬間 1993年撮影(提供:姫路市)
姫路城世界遺産登録が決まった瞬間の万歳の様子(提供:姫路市)
姫路城世界遺産登録が決まった瞬間の万歳の様子 1993年撮影(提供:姫路市)

 以降世界中に知られるようになり、海外からの観光客も増えた「世界遺産・国宝姫路城」。谷さんは取材で訪れた際、石垣の形が時代によって異なることやその意味などを教わり、城の奥深さを知ったといい、そういった面白く興味深い話を姫路城を訪れる多くの人に知ってもらうことで、「外側(建物)への興味から、内側(歴史やなりたち)にも興味を持ってほしい」と語りました。

 清元市長は「昨年、姫路城世界遺産登録30年周年を記念して行われた『平成中村座姫路城公演』では、お城が舞台の演目で、姫路城を借景に歌舞伎を上演しました。歌舞伎と姫路城との融合によって、文化財としての新たな魅力や可能性が広がったのではないか」とコメントしました。

姫路城(提供:姫路市)
姫路城(提供:姫路市)

 そして話題はご当地グルメに。谷さんは、生姜じょうゆにつけて食べる「姫路おでん」がとりわけ好きなのだそう。清元市長が「姫路には、おでんなど練り物文化があり、老舗メーカーも多いです。最近は練り物と日本酒をセットにしたプロモーション活動も行っています」と伝えると、谷さんも「確かに食べ物とお酒はセットですよね」と納得した様子でした。

姫路おでん(撮影:谷五郎さん)
姫路おでん(撮影:谷五郎さん)

 谷さんは、昼飲みや立ち飲みで町の賑わいを感じるのも楽しいと話し、そういった“人”の賑わいがこれからの姫路エリア活性化のポイントになるのではないかと期待を語りました。

写真中央:谷五郎さん 左:パーソナリティの清元秀泰市長 右:ナビゲーターの洲崎春花
写真中央:谷五郎さん 左:パーソナリティの清元秀泰市長 右:ナビゲーターの洲崎春花

※ラジオ関西『ヒメトピ558(ゴーゴーエイト)』2024年9月13、20、27日放送回より

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