ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「人生最大の恥」についてのメールを募った。
男性リスナーの人生最大の恥は、「バッグの内ポケットに入れていた、夜のお店の女の子のキラキラ名刺数十枚を妻に見つけられたこと」。見つかった瞬間にすかさず、「よく行っている喫茶店の女の子の名刺」とごまかしてことなきを得たという。しかし、パーソナリティーの2人は「喫茶店の女性は名刺を持ってないやろ」とツッコんでいた。
続いて、女性リスナーからは「若かりしころ、コートの下にスカートをはき忘れて遊びに行ったことがある」というメールが寄せられた。飲食店に入ってコートを脱いだところパンツしか履いていなかったため、あわててスカートを買いに走ったのだそう。
「アムラーファッション真っ只中で、タートルネックにロングブーツ、下はおぱんつ姿を大披露しました。ある意味おしゃれやったかも!?」と書かれたメールに対し、サマンサは「何を言ってるんですか」と半笑いでコメント。続けて、「スカートはちゃんとはきましょう」と諭した。
紹介したメールのなかには、サマンサの知り合いであるドラァグクイーン・イルローザからのメールもあった。イルローザのメールには、イタリア料理を食べに行ったときのエピソードがつづられていた。
なんでも、カニ料理を食べたあと、グラスにレモンが浮かんだ水が出てきたため、口直しの水だと思って飲み干したのだそう。周りがクスクスと笑うので違和感を覚えたところ、飲んでしまった水は汚れた指を洗うためのフィンガーボウルだったという。
メールの最後には、「p.s.後輩なのに、いつもサマンサさんに食事をごちそうさせられます。そろそろごちそうしてくださいね!」と記されていたが、サマンサは「公共の電波に乗せたらほんまやと思われるからやめて」と否定していた。
ほかに紹介されたのは、「電車に乗っているとき、目の前にいたイケメンから目配せされた」という書き出しからはじまるメール。ウラリエが、「『なんやろか?』と思っていたところ、自分の社会の窓が全開になっていることに気づきました」とメールを読み上げると、サマンサは笑みを浮かべた。
リスナーが相手に会釈すると、キラキラした笑顔でほほえみ返してくれたため、相手のことがちょっと好きになったのだそう。サマンサは、「window of society(=社会の窓)やね」と英訳してコメントを返した。
男性リスナーからのメールを手に取ったサマンサは、「高校生のころ、家に誰もいないのをいいことに……」まで読んだ段階で、「ちょっと待って、これ読んで大丈夫なやつ?」とあやしみだした。しかし、続けて書かれていた「大声でレミオロメンの『粉雪』を歌っていました」というメッセージを読み、「いいじゃない~」とひと安心。「高校生の男子が家に1人でいるといろいろあるから」と意味深なひと言を残しつつ、メールの読み上げを再開した。
リスナーは気持ちよく『粉雪』を熱唱していたが、サビに入る前の1番いいところで外出先から帰宅した親が部屋へ。熱唱している息子の姿を見て、戸惑いの表情を浮かべて去っていったのだそう。
「熱唱に水を差された僕。そこに恥ずかしさや怒りのような感情はなく、ただただ『むなしいだけ〜』でした」と、粉雪の歌詞をなぞらえた締めくくりに対し、ウラリエは「うまい」と感心していた。